かなり長文になってしまいました。御免なさい。
視力復活の本は大抵は買って試しましたが、ほとんどがインチキでした。しかし一つだけ効いたものがあります。
推理小説の作家が書いた本です。「視力復活眼筋トレーニング」(若桜木 虔) 他のは全然効きませんでした。
今から17年ほど前に「絵が跳び出る 浮き出る」とかいう副題のついた3Dマジカルアイとかいう本を買ってみました。
これは本には違いないですが、絵と、何故立体的に見えるのかという原理の解説が載っているだけでした。
でも、本当に跳び出したり浮き出したり見えるので面白くて、会社に持って行ってみんなでやっていました。
そして1週間ぐらいたったら視力がずいぶん良くなっていることに気付きました。
そこで休息所でみんなに話したら「俺も」という人が、かなり居ました。
1週間、どんなに練習しても出来なかった人ともう一人を除いて、ほぼ全員が視力が良くなっていました。
その頃は、視力向上効果が有るとは知られていなかったのですが、今では各社から視力向上効果があると謳われて売られていますね。
それと、2枚の写真が並べられていて平行法か交差法で見るものも良く効きます。
隅から隅までじっくりと見るのが効果的です。
何故視力向上効果が有るのかという説明では、「眼の筋肉を強制的に休ませるから」ということでした。
現役パイロットのほとんどがやっているという視力向上訓練は、寝るときにやります。かなり効果が高いですよ。
まず寝床に入って天井の一角をじいっと5分ぐらい見ます(瞬きはOK)。
そして、そのままの状態で目を閉じて眠るのです。ですから照明のスイッチは手元に置いておきます。
一見すると簡単なようですが、出来る人は少ないですね。
「そのままの状態で目を閉じて眠る」と言っているのに起き上がって照明を消しに行ったり、
目を閉じる前に視線を移動させてしまうなど、ほとんどの人が自己流に変えてしまうからです。
本を読んだりパソコンを使ったりするときのために読書用のメガネを作ると良いですよ。
視力の向上効果は無いですが視力が悪化するのを強力に防止してくれます。慣れてくると室内はこれで十分です。
毎日遠くのものを30分ぐらい見ることも効果が有りますが、メガネをかけて行ってください。
裸眼ですと完全にぼやけてしまって遠くのものなどまるで見えません。
全く見えないものをいくら見ようと努力しても何も訓練にならないのです。
レーシック手術は、かなり一般的になりましたが、あれは目の焦点を移動させるだけなので本当の視力(調節力)は変わりません。
ですから、角膜をコンタクトレンズの代わりにするようなものです。
手術を受けて裸眼視力が1.2になった人は、メガネをかけて1.2になったのと変わらないのです。
ですから本を読むときもパソコンを使うときも矯正視力1.2のメガネをかけたままと同じなので、目がどんどん悪くなりますよ。
友人は、視力0.5だったので車の運転をするときだけメガネをかけていました。
レーシック手術で1.2になったのでメガネ無しで車の運転が出来るようになったのですが、足元が全く見えなくなったので階段から落ちて2ケ月も入院してしまいました。
今は老眼鏡を作って、普段はそれをかけています。そして車の運転をするときだけメガネ無しで運転が出来るので、「前のほうが良かった」と言っています。
若い人は調節力がかなり残っているので良いのですが、30代になると老眼が始ります。35歳では7割の人が老眼です(気付かない人がほとんどです)。
ですからレーシック手術を受けると早目に老眼になると言われているのは、手術で目の焦点を移動させたからです。