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印刷ができないです。
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質問者が選んだベストアンサー
プリンタの修理屋です。 恐ろしいことをやられていますね。火災にならないようにお祈りいたします。 http://cweb.canon.jp/e-support/information/printhead.html さて、プリントヘッドがどうやってインクを噴射しているのかという事に付いて、理解されている方はほとんどいないようです。 そもそも、どうして黒インクが噴射しなくなったか。 多くの方がヘッドのノズルが詰まったと考え、質問者のようなことをトライするようです。 今回の場合、最初は印刷可能との事で素から、インクの噴射のほうは問題ないと考えられます。 そうするとヘッドへのインク供給の問題になります。 噴射が問題ないのですから、そこまでインクが届いていないという、きわめて単純な話なのですけど、そこに気が付かない方が多いですね。 インクの供給の問題は2つあります。 ひとつはインクタンクの問題。 詰め替えやリサイクルインクは使い古したインクタンクを何度も使っています。 前半分に入っている白いフェルトの部分は、正常なら下の方がインクがしっかり染みた濃い色で、上のほうは染みていない白い部分が残っています。 詰め替えを繰り返したり、粗悪なリサイクルインクはすべての部分までインクが染みていって、乾燥した感じで白っぽくなっています。 こうなるとエア抜きがうまく行かずに、インクの供給不良を起こします。 ヘッドに充分なインクが流れずに焼ききってしまうことが多いわけです。 非純正インクを使い続けていたのでしたら、純正インクに戻してみるという手があります。 もうひとつの問題点は、パージユニットというクリーニングを行うポンプのトラブル。 インクタンクからヘッドまでインクを送り込む機構はなく、パージユニットでインクを引いてきます。 iP4100はメーカーのサポートも終了している機種ですから、パージユニットが磨耗などで吸引不良を起こしているということは充分に考えられます。 「クリーニングとヘッドリフレッシングを5,6回おこない」、これだけクリーニングを行えば多少はインクを引いてくれますけど、すぐに足りなくなるわけです。 インクを安定して供給するような微少なポンプはありません。 ヘッド内に小さいインク溜まりがあって、パージユニットでインクを吸引して、そこにインクをためノズルへは表面張力を利用してインクを供給しているようです。 インクたまりのインクが少なくなったら、軽くクリーニングしてインクを引くのですけど、1回程度のクリーニングでは引ききれないのでしょう。 対策としては、一度純正インクに交換してみるくらいですね。 それで直らなければ、買い替えです。メーカーも修理は受け付けてくれませんので。 まあ、短絡的に買換えに走る方も少なくないとは思いますけど、今回は購入した純正インクが無駄になってしまう可能性も低くありませんから、最初から買換えを考えるのも良いと思います。
お礼
詳しく教えていただきまして、ありがとうございます。 プリンターの技術的な事、どのようにしてインクが紙に印刷されるのか?バージポンプでインクを吸っては、プリントヘッドのヒーターで熱せられてインクを吐く。バージポンプでインクを吸うことは知りませんでした。とても役にたちました。 ありがとうございます。