私も究極の贅沢は All Concrete Horn System だろうと思います。
ただし Speaker System はある程度 (Near Field Monitor 以上) の規模になると Speaker System 自体よりも Listening Room の音響特性の方が遙かに重要となりますので、既成の部屋に Speaker System を配置するのではなく Listening Room 作りから考えなければならなくなります・・・All Concrete Horn System は真に Room 作りから始めなければならない System です。
もっとも、私ならば高校時代に昼食代を全て珈琲代に振り向けて毎日のように通ったことで Audio 以外にも様々な青春の甘酸っぱい想い出がある東京渋谷道玄坂の名曲喫茶ライオンを丸ごと買い取って All Concrete Horn System 化し、永久保存したいですね(笑)。
愛煙家の私には手が出せないのですが、もしも禁煙 Audio Room を別に持てるのであれば All Condenser Speaker System か All Ribbon Speaker System にも憧れますね。
昔 Bose M901CSIV (Model 901 Classic Series IV) を購入する際に、御気に入りの CD を持ち込んで何度も聴き較べては真剣に悩む程、気になった対抗機種が中古で Bose M901CSIV と同じ値段 ($1,500) になっていた Apogee の All Ribbon Speaker でした。
因みに私は Bose M901CSIV に Infinity Emit-k (実は Fostex RP Series の OEM 品) Super Tweeter を加えていたのですが、紫煙たゆたう Audio Room のせいか Emit-k を 2 本も吹っ飛ばしてしまい、合計 4 本購入した経験があります(笑)・・・Emit-k は Ribbon Tweeter の一種でしたが、煙草のヤニが Short を引き起こす Condenser Speaker だと 2 度では済まなかったでしょうね(汗)。
Condenser Film や Ribbon Film は振動板の質量が極めて軽量であることから強力な駆動機構によって分割振動や駆動抵抗を打ち消して極めて低歪率の特性を得やすい特徴があり、現在では Quad 社 (Condenser) や Apogee 社 (Ribbon) ぐらいしか製品がないものの、かつては Condenser Headphone で著名な日本の Stax 社も Quad 社を上回る規模の銘品を作っていましたね。
下記参考 URL は各社 Speaker System の歪率 Graph なのですが、これを見ても Condenser Speaker System が著名な Studio Monitor System を遙かに上回る低歪率を持つ Speaker System であることがよく解ります。