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早稲田大学の理工学部について
こんにちは HPの紹介を見たら、基幹理工と先進理工はどっちも情報処理がありますし、ほかの内容も概ね同じです。 早稲田の基幹理工、先進理工、創造理工の違いはなんですか。 お願いします。
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- tanuki4u
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ふと昔話を思い出した。 私は化学工学の出身で、その研究室の教授は航空学科の出身。 第二次世界大戦後、日本は航空機の研究を禁じられた(武器だから)なので、その先生は、流体力学の基礎体力から、化学反応装置内の研究を始めた。 だもんで、伝熱工学の教科書かいちゃいました。装置内で電熱する物体は気体なり液体ですので、流体力学を知らないと解決できないし、流体力学をよく知っているから、教科書を書けた。 そしたら、ある日、機械工学の学生がうちの研究室に伝熱工学の質問に来てしまった。 彼としたら、伝熱工学の教科書を書いた先生の弟子だし、研究室の名前も伝熱工学なんて名乗っていたから、詳しいと思ったらしい。 ところが、博士課程の学生から学部の学生まで、伝熱工学なんて研究していない。伝熱工学の使い方がわかれば、新しい研究ができるので、知っていても他人に教えるほどではない。 教科書を書くというのは、「もう研究成果に紛れがない(=新しいことがない)」という側面もあるので、書く側の先生としたら研究テーマの卒業宣言みたいなところもあります。
- tanuki4u
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でも基礎体力を付けさせるということは↑に書いてた内容の研究はできないけど、基本は学べると考えてもいいですか? ↓ 基本を学んでもらわないと、兵隊になれないじゃん。 すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇 [単行本] 今野 浩 (著) 今野さんの他の本でも書いてありますが、理工系のトップクラスの大学では、先生は学生をどう見ているいるのかを、ぶっちゃけて書いています。 理工系の大学というのは、研究テーマの嗅覚の効く教授が、優秀な助教や院生を引き連れて世界に殴りこみに行くヤクザ組織みたいなもんです。 上記の内容の研究ができるかどうかは不明だな。 というのは、研究に入るのは院に入ってからで、その頃には先生の興味が変わっているかも知れない。 http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/04/02/iron-based_superconductor/index.html 研究室の名前は セラミック http://lucid.msl.titech.ac.jp/~www/ たぶん 数年前はセラミックを研究したい学生が集まったんだろうけど、もうセラミックじゃないよね。
- tanuki4u
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あなたにぴったりの大学を探そう。 なんてのは宣伝文句だから、100%信じるな。 大学の研究テーマとか学科名なんてのは、大学の先生の願望と文科省や受験生の期待の妥協の産物。 大学の先生がやりたいのは、(すくなくとも早稲田レベルなら)先端研究で学際とか言われる部分。 すでに研究されていますなんてことはやりたくない。 しかし 海のものとも山のものともわからない内容では、受験生が「?」と思うし、基礎体力は付けないと、先生の手足となって働けないので、基礎体力(=すでに解明された学問)も教えます。という感じです。 さて、情報系となると、30年前私が受験の頃は、学部とか学科とは存在しなかった。まだ学際分野だっから。 で、早稲田で言うと 基礎理工では電気通信的なアプローチで、先進理工はDNA情報的なアプローチ。 http://www.sci.waseda.ac.jp/global/about/index.html ここに 三分野の 適当な分け方がある なんで適当いうと、学問は常に流動するものだから。 生命・物質・システムが なんで先進か? 情報・数理・・・がなんで基幹か? というと、(たぶん)意味はなくて、そん時の執行部が考えた「かっこいい」ネーミング。 基幹理工の○○だから □□をやっているというのはなくて ▲▲先生が□□をやっているので、とりあえず○○学科に入れているというのが実態です。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 そうですか、先生によるということですか。 http://www.ase.sci.waseda.ac.jp/keyword/index.html でも基礎体力を付けさせるということは↑に書いてた内容の研究はできないけど、基本は学べると考えてもいいですか?
お礼
面白いたとえですね。 なるほど、教授が研究分野を変えることは割りと普通なんですか。 考えてみればそうですね、いつも同じものを研究し続けることになったら、いずれ熱情をなくしかねないですね。 情熱なしに、達成された偉大なことなど、この世にはないという言葉もあるですし。 二回目の回答もありがとうございます、大変参考になりました。