六十歳台後半の現役企業人です。
退職通知、e-mailで全く差し支えないでしょう。
退職は、本人にとって深い感懐のある事ですが、一般に他人の退職通知を受取る相手の反応は、相手の現在の状況、すなわち現役のビジネス者か、退職引退者によって大きく異なるようです。
現役のビジネス者は他人の退職通知に関心を持つものは稀有です。むしろ役目が済んだ人で自分の今後のビジネスに最早、無縁の人と瞬時に判断され、翌朝のデスク整理時に廃棄されるか、削除されるといったところではないでしょうか。
二、三ヶ月も経過すると退職者が存在したことの記憶する希薄になるのが常のようで、それはそれは冷たいものですよ。この退職側の想いと、部下など現役者の意識との落差は、昭和30年代でもそのようでした。若き自分を省みて、そう感じます。
僕は現在、書かれたもの、葉書や封書を大切に保存し、またe-mailも送受信ともに(単なる連絡などを除き)CDRに必ず全部永久保存しておりますが、変人扱いされております。
僕の年代でも、これまでは葉書や封書を大切に保存していた者も最近は読んだら直ぐに処分するのが多くなっています。時代の趨勢でしょうか。
事務通知的な目的の退職通知は、したがってe-mailで十分でしょう。
さらに、心のたけを伝えたい相手には、手紙を認められると如何でしょうか。