AM放送とは、搬送波を振幅変調(Amplitude Modulation)する電波なので、振幅の谷間にノイズ(雑音)が乗るとノイズまで復調(検波)してしまうので、電波が弱いと「信号対ノイズ比(S/N比)」が悪くなります。
従って、放送信号電波がノイズ信号より遥かに大きければ、S/N比が良くなるのでノイズが気にならなくなります。
昔のラジオが感度が良かったのではなく、現代よりノイズ発生源になる電気機器類が少なかった事と外部アンテナが必要だったので信号入力レベルが高かったので、S/N比が良かったことで雑音が少なく感じたのです。
ラジオの向きを変えるとS/N比が変化するのは、ラジオに内蔵されてる「バーアンテナの8の字指向性」に影響されるからで、外部アンテナを接続すると放送信号レベルが断然高くなるので、S/N比が良くなり雑音が気にならなくなります。
因みに、外部アンテナは10数メーター程度の導線を屋外になるべく高く出すだけの簡単なものでも効果絶大です。
これをラジオのアンテナ入力端子に繋げるか、バーアンテナ付近に巻き付けてください。
このような外部アンテナは「無指向性」なのでラジオの向きに影響されずに雑音に強い安定した受信が出来るようになります。
お礼
お答えありがとうございます。SN比の意味がわかりました。やはり外部アンテナを立てなければならないのですね。アンテナ端子が付いていないのですが、裏を開けてバーアンテナに巻きつけてみます。私の記憶では、昔は電灯線コードがアンテナの役をしてくれたように記憶していますが、記憶違いだったようです。ありがとうございました。