補足,ありがとうございます。
「1.乾くとカールがきつくなる(濡れるとカールが緩くなる)タイプ」ですね。
このタイプの場合,髪の毛の水分保湿率が高くなりますと,クセが緩くなりやすいです。
また,乾燥していますと,キューティクルが開いてしまい,さらに乾燥しやすくなるため,もっとクセがきつくなってしまいます。
まず,シャンプーから乾燥までの注意点です。
シャンプー
シャンプーのすすぎが不充分である可能性があります。
通常,シャンプーのすすぎ時間は2~3分が目安となっていますが,さらにもう1分以上すすぎに時間を当ててください。
シャンプーのすすぎが不足していますと,トリートメントの効果を得られないですし,また,いろいろと頭皮のトラブルを招く原因になることがありますので,注意してくださいね。
トリートメント
トリートメントはシャンプーのあと,リンスの前に行います。
この順番を間違ってしまいますと,トリートメントをする意味がありません。
トリートメントの方法は,次のようにしてください。
1.
シャンプーのすすぎ後,余分な水分を,手で軽く飛ばすか,または,タオルなどで吸収してください。余分な水分が残っていますと,トリートメントの効果が得られないことがあります。
2.
トリートメント剤が頭皮に直接つかないように注意しながら,髪の毛の根元より1cmくらいの部分から毛先までに塗ります。トリートメント剤を直接頭皮につけてしまいますと,毛穴を塞いでしまい,髪の毛のトラブルの原因になることがありますので,注意してください。
3.
通気性のないシャワーキャップ(100円ショップのもので構いません)か,または,蒸しタオル(お湯に浸して硬く絞ったタオル)で,髪の毛全体を包みます。蒸しタオルで包むときは,隙間が出来ないように注意してください。
4.
トリートメント剤は,すぐにすぐ,髪の毛に浸透してくれませんので,最低でも5分間,出来る限り10分間は放置するようにしてください。
5.
トリートメント剤は,熱を与えますと,より髪の毛に浸透しやすくなりますので,放置中は,必ず,肩までお湯につかり,体を充分温めてください(体を温めますと,体温が上昇し,その熱をトリートメント剤に与えることが出来るためです)。ただし,のぼせないようにするため,体が温まりましたら,足湯に切り替えてください(もし,途中で冷めてきましたら,また肩までお湯につかるようにしてください)。
6.
放置時間が過ぎましたら,トリートメントを完全にすすぎ落としてください。
このときも,シャンプー同様,充分な水量を持ってすすぎ落とすことです。
リンス(コンディショナー)
石鹸シャンプーで使うリンスは別ですが,その他のリンスは髪の毛のコーティング剤です。
つまり,乾燥を防がなければならないクセ毛の場合は,必須となります。
ただし,石鹸シャンプーを使用している場合は,石鹸シャンプー用リンス(「酸性リンス」と呼んでいます)をした上で,さらに市販のリンスをするようにしてください。
リンスを塗るときも,頭皮に直接つけてしまいますと,毛穴を塞いでしまいますので,トリートメント同様,髪の毛の根元1cmくらいの部分から毛先まで塗るようにしてください。
なお,髪の毛の根元1cmまでを塗らなくても,シャンプー後10~20分くらいで,遅くても30分前後で,皮脂がその部分をコーティングしてくれます。
なお,皮脂はコーティング作用もありますが,トリートメント剤のように髪の毛に栄養を補給してくれますので,トリートメントもリンス同様,塗らなくても心配する必要はありません。
リンスで1番の問題は,すすぎです。
リンスのすすぎは,髪の毛が指に引っかかり出す瞬間までにしてください。
全部すすぎ落としてしまいますと,効果が全くなくなってしまいます。
コツとしては,たぶん,すすぎは下を向いてしていると思いますので,後頭部からすすぐようにすることです。
なお,リンスはトリートメントと違い,放置する必要がありませんので,塗ったらすぐにすすいで構いません。
乾燥
takotakokazoku11さんの場合,この乾燥方法を街がつてしまいますと,元の木阿弥になってしまいます。(つまり,意味がなくなってしまうと言うことです)
雑菌の繁殖を抑えるため,また,寝癖をつけないためにも,頭皮はきちんと乾燥させなければならないのですが,髪の毛は乾燥させすぎないように注意しなければならないので,大変難しいと思います。
1.
蒸しタオル(お湯に浸して硬く絞ったタオル)を用意し,まず,頭皮の水分を吸収させます。このとき,強く擦らないように心がけてください。
2.
同じタオルを絞りなおし,1で水分を吸収出来なかった部分の髪の毛を優しく包むようにして,余分な水分を吸収してください。ただし,このときは,絶対に擦ってはいけません。
3.
乾燥タオルを用意し,まず,頭皮の水分を吸収させます。このとき,強く擦らないように心がけてください。
4.
同じ乾燥タオルを使用し,3で水分を吸収出来なかった部分の髪の毛を優しく包むようにして,余分な水分を吸収してください。ただし,このときは,絶対に擦ってはいけません。
5.
ドライヤーのノズルをはずすか,または,スライドさせ,ドライヤーの風量を増やします。これをしませんと,髪の毛が焼けやすくなったり,乾燥しやすくなってしまいます。
6.
ドライヤーを持つ腕を軽く伸ばし,必ず遠目から,ドライヤーの温風を頭皮に送り込み,頭皮を乾燥させてください。ただし,同じ場所にドライヤーの温風を長くあてないように,注意してください。特に,ショートヘアの場合は,注意してくださいね。
本来でしたら,このあと髪の毛もドライヤー乾燥するのですが,タイプ1のクセ毛の場合,乾燥はここまでです。
ヘアセット(ドライヤーを使用する場合)
ヘアセットでドライヤーを使いますと,乾燥しやすくなりますので,注意が必要です。
まず,ドライヤーセットする前には,必ず,霧吹きなどで髪の毛に水分を補給してください。
ただし,シャンプー直後であれば,この必要はありません。
なお,水分補給せずにドライヤーセットしますと,クセが世聞くなるだけでなく,例えストレートヘアの人でも,ドライヤーセットに失敗してしまいますので,必ず,水分は補給してください。
水分補給しましたら,サラサラした感じの軽い整髪剤(リキッドなど)を,頭皮に直接つけないように髪の毛に塗ってください。
これは,ドライヤーによる乾燥を防ぐためのコーティング剤としての役割を持たせますので,出来るだけ軽い整髪剤を出来るだけ少量髪の毛に塗るようにしてください。
ドライヤーセットとは,ドライヤーによって髪の毛に与えられた熱が冷めるときに,ヘアセットが決まります。
ですから,その熱が冷めやすいように,ドライヤーの熱は一瞬だけ髪の毛に与えるようにしてください。
そうすることで,ドライヤーセットがうまくいくだけでなく,ドライヤーセットによる乾燥を極力抑えることも出来ます。(もっとも,熱が冷める前に頭やブラシなどを動かしてしまいますと,ヘアセットに失敗してしまいますが・・・)
なお,ボリュームのあるヘアスタイルにしたい場合,ドライヤーセットの一番最初に,ノズルをはずした状態で,ドライヤー乾燥と同様に,ドライヤーを持つ腕を伸ばし,必ず遠目から,ドライヤーの温風を頭皮に送り込んでください。
なお,この方法をとる以外の時は,ドライヤーのノズルは元の状態にして使用してください。
ドライヤーセットに,もし失敗したときは,必ず,その失敗した部分に水分を補給してください。
これを怠りますと,さらに失敗を重ねてしまうことが良くあります。(私たちプロでも失敗しやすくなります)
また,クセを強くしてしまう一因になりますので,必ず,水分補給し直してください。
ドライヤーセットの最後に,もう一度,整髪剤を塗るようにしてください。
(やはり,乾燥を防ぐためのコーティング剤として使用しますので)サラサラ系の整髪剤をセットした髪の毛に浸透させるように塗るのがコツです。
なお,ドライヤーセットの細かいコツなどは,言葉で説明されるよりも見本を見せてもらいながら教えてもらう方がわかりやすいので,今度理容師・美容師にカットしてもらうときにお願いしてみてください。
また,全体的に毛量が多いと,クセが強く出やすくなってしまいます。
クセをゆるくするカット方法がありますので,今度カットするときに,「髪の毛のクセをゆるくしたい」と注文してください。
この方法は,天然パーマを完全にストレートにするものではありません。
出来る限りゆるくする方法です。
また,髪の毛の傷み具合によっては,すぐにすぐ,効果が出ないこともあります。
お礼
gakushanekoさん、こんなにも色々と教えていただき、ありがとうございます。昔から癖毛で、ずっと悩んでいて、朝とか寝癖になると、色々な寝癖直しやスプレーを使っても、どうにもならずに、頭を洗うしか、直す方法はありませんでした。クラブもやっていたんですが、汗をかくともう、パーマを当てたみたいに、髪がクルクルになっていて。もう一生この髪でいかないとダメだと思っていました。gakushanekoさんが教えてくれた事をしっかりやっていきたいと思います。完全に天然パーマが直らなくても、少しでもましになるように努力していきたいと思います。でも今教えていただいて、色々とビックリしています。僕が髪にたいしてやっていた事は、髪にすごい悪い事をしていたみたいです。gakushanekoさんが教えてくれた、この文をプリントアウトして、風呂に入るとき、しっかり思い出して、頑張っていきたいと思います。gakushanekoさん、こんなにも詳しく教えていただきありがとうございました。