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90年代後半のロック:暗黒の時代とは?
- 90年代後半の音楽シーンは「ロック暗黒の時代」と言われています。アメリカではミクスチャーやポップ・パンクが主流で、イギリスでは叙情派バンドやポストロックが支持されていました。
- 当時のアメリカのロックシーンは、リンプビズキットやKORNなどが人気でしたが、一部の人からは質を下げた音楽として批判されていました。
- リンキンパークとリンプビズキットの差異は、個人の感覚による部分もありますが、一般的にはリンキンパークがよりメロディアスで感情的な要素を持ち、リンプビズキットがよりアグレッシブで攻撃的な要素を持っていたと言われています。
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「ロック暗黒の時代」・・・・そう呼ばれているという事実は知りませんでしたが、まぁなんとなく意図はわかります。 その理由としては、米国ではブラックミュージックの大波が、英国では大まかに言えばエレクトロニカ(あるいはポストロック)のような‘先進性(言い換えればアーティスティックでマニアック)’が追求された音楽が、次々に新しい音を生み出し時代を牽引していたのに比べ、ポップパンクのような一部の米国のロックには新鮮さ創造性は無くあまりに軽薄で安直だった点。 それから、ロックが元々‘異端’‘革新’・・というところから始まっているのにも関わらず、社会に認知され大衆化され過ぎたロックというもの自体に新鮮味や先進性が無くなっていたということもあると思いますね。それが際立ったのが丁度'90年代くらいなのだと思います。 ただ、'90米国ロックについては「これ」という括りはあまり無かったように思えます。それこそ雑多で、ポップパンクは全体の一部という感じ。その多様性が逆に、際立った‘'90米国ロック’の印象を残さなかったというのもあるのかもしれません。(そういう意味では'00年越えた今でもそうなのですが。) それに'90年代後半というのはポップパンク、メロコアといったロックはまだまだ米国チャートでは主流ではなく(せいぜいGreen Dayがちらほら出始めたくらい・・?)、チャート上にこれを売りにした使い捨てバンドが次々出てくるのはむしろ'00年過ぎたもう少し後になります。 自分ももう多くを忘れかけている気がしますが、'90米国で特にバカ売れしていたものだと、 Alanis Morissette Smashing Pumpkins Red Hot Chili Peppers Beck Metallica Nirvana Shania Twain Aerosmith Garth Brooks Hootie and the Blowfish Dixie Chicks Jewel Matchbox Twenty Kid Rock Creed No Doubt Green Day ・・・まぁ特に売れた一部だけ見ても、一貫性の無さは伺えるかと思います。 自分は、Hootie And The Blowfishの系統・・・Dave Matthews BandとかBarenaked LadiesとかBlues Travelerとか。もっとポップになってくるとSugar Ray, Smash Mouth, Everclear・・・'90米国というとその辺のロックが出回っていた印象が強いです。もしかしたら「脳ミソの足りない」っていうのは、後のポップパンクブームに繋がっていくこの辺の音楽のことを指すのかも。
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。 とても丁寧に答えて頂きありがとうございます。 確かにアメリカの90年代後半にはやったロックもひとくくりにはできないですね。 Green DayとNirvanaなんてロックの中でも全然違うジャンルだし……。 ただロックにこれ以上の先進性が見えなかったというのにはとても納得しました。 だからこそ2000年代インディロックシーンがある訳ですが……。 自分なりに90年代後半が「ロック暗黒の時代」であるのか検証してみようと思います。 どうもありがとうございました。