よく言われますよね「男は理性的で女は感情的」
経験的に言うとこれは違うと私も常々思っています。
自分の事に関しては誰もが感情的になりがちです。
女性が他人の気持ちを慮る時は感情移入したやり方が多いと思います。
なのである意味、的外れなものにはならない場合が多いですよね。
男性の場合は、人の立場を尊重する事は得意かもしれませんが、
ところが男性ですが、なぜこんな時にこの言葉を選んでしまうのだろう。
相手を逆撫でしてしまうのではないだろうか。などと少し人の気持ちを
想像する力には欠けているなと思うことが多いです。そして的外れな
対応を人にしている場合もあり、これを説明すると男の人はプライドが
傷つき、感情的な態度に出る場合もあります。
「もういい!」という感じでその場を立ち去る、逃げるという行為をする
のは得てして男性だそうです。これは冷静になりたいのではなくて感情の
ふり幅が極限を超えてその場から逃げたくなるのだそうです。
これはNHKスペシャルの「男女の脳の違い」でアメリカで600人近い夫婦の
喧嘩を分析した結果でした。ここで結論が出ていたのは喧嘩している夫婦
で女性の方が脈拍が全く乱れず冷静で、男性の方がマラソンしているくらい
の脈拍で感情的になっていました。その時女性は、かなり冷静に相手の言葉
を一字一句覚えているという脳の動きをしています。男性の矛盾点に生命の
危機を感じるのではないかという分析でした(浮気発見はこの部分の脳です
よね?(笑))
ここからは私の意見ですが、女性の冷静さは我慢をする機会が日常的に多い
からかも知れません。年寄りが感情的に見えるのも、我慢強くなくなったから
感情的にワガママになりやすいのかも知れません。駅のホームで喧嘩したり、
怒鳴り声を上げているのに中高年の男性が多いのも、我慢強くなく、短気だ
からでしょうね。意外と喧嘩しているおっさん同士を仲裁に入る勇気のある
男も少なく(笑)呆れた顔して車掌さんを呼びにいくのは女性が多いとも聞き
ます。
私は都内で勤務していますが震災後、数人の女友達とその後話して思ったのは、
職場で大騒ぎしていたのは男性が殆どだったそうです。
女性というのはイザという時はもの凄く腹が据わっている場合が多いです。
もちろん怖がりでテンぱってしまう人達もいるのですが。
育ちの面でも影響は大きいですが、甘やかされて育った環境にいたり、
やはり性質も大きく怖がりだったりする人はすぐにテンパったり、白黒はっきり
させたがる性質の人は完璧主義からヒステリックになる場合も多い気がします。
これは男女関係ないですが、確かに女性には多いかもしれません。
ところでなぜ男性が論理的だといわれてきたのかを考えると、組織的な場所に身を
置く際に、お互いの立場を尊重する事を優先して生きていかなけばいけないから
かと思います。男は感情的じゃないわけではなくて、立場が保たれていれば平常心
で居られる生き物なのではないでしょうか。組織内で何か間違った事をしても、
お互いが暗黙の了解で隠蔽しあうという体質が出来上がるのが男社会だそうです。
そんな時の女の正義感は邪魔かもしれません。感情的な意見だと言われがちかも
知れません。
補足ですが、震災でみた男女の違いについて。
日経で読んだのですが、今家庭内でちょっとした論争が起きている
のは、放射能汚染について夫婦の考え方にズレが生じているという点だそうです。
夫の方は妻が過敏になって水道水を子供に飲ませなかったり子供の外出時間を制限
したりする行き過ぎだと感じているそうです。女性の警戒心の強さや徹底さに辟易
しているそうですが、新橋のサラリーマンに「今、鞄の中に防災グッズは入ってい
ますか?」と質問したところ、殆どの人たちは公衆電話に必要な10円玉すら持って
いなかったそうです。震災後たった2週間しか経っていない時点で。彼らが言った
のは「妻が家で色々やってくれているから」でした。せめて、現金、テレホンカード
か10円玉、ペットボトルのお水、ホイッスル、小型携帯ライト、小型ラジオは鞄に
入れておいて間違いない時期ではあります。備えあれば憂いがないというのは、
ある意味、感情的な部分をいっているのだと思います。また男の人達がテンパって
しまう事にならない為にも、せめて自分の事は備えておいて欲しいものです。