彼ら(整体師、カイロプラクター)は国家資格がない無資格者というのはご存知でしょうか?色々な民間資格がありますが、日本では何の効力もなく、民間資格なんて無くても仕事は出来ます。無資格者ですから当然、どこで、どのような医学を、誰に学んだなんかは一切不明であります。
>整体に行きましたが、骨には異常がないようです。
彼らはどのようにして骨のズレを見つけ、それを正しく矯正し、どう評価しているのでしょうか。骨の状態を知る上で一番先に思いつくのがレントゲンです。しかし日本の法律ではレントゲンは病院でしか撮れないことになっています。ですから彼らには当然レントゲンは取れません。
では体を触ってでしょうか?実は体表から触れることが出来る骨などごく一部なのです。背骨で言えば棘突起といわれる骨の出っ張りのてっぺんだけです。ですからこれだけでは確定材料には至りません。
骨盤の高さや、足の長さを指標にする場合もあると思います。例えば、四角い積み木の上部に割り箸を一本、底面に割り箸を二本挿したものを想像してください。四角い積み木が骨盤、一本の割り箸が背骨、二本の割り箸が脚です。背骨や脚に見立てた割り箸が曲がれば、四角い積み木は傾きます。正面から見て正方形に見えていたものが、(四つの角が直角な)ひし形に見えたとします。さて、果たしてこれは骨盤が歪んだことになると思いますか?
正方形がひし形になるのは、形が変わったからでなく骨盤が歪んだとは言いません。その上下の骨格の異常で骨盤が歪んで見えているだけです。例えば正方形が平行四辺形に見えたり、三角に見えれば、骨盤が歪んだと言えます。
脚の長さの左右差や、骨の表面的な高さ、のみで骨盤歪んでいると判断することが多いようですが、正確な判断とは到底言えません。私の知り合いにも元整体師が数人いますが「骨盤矯正はセールストーク」と言い切っていました(汗;
>技術のいい整体をお知りの方はぜひ教えてください。
●整体・カイロプラクティック
公的な資格は一切ありません。無資格治療院です。
ですから健康保険はじめ自賠責など一切使えません。
病名によっては厚生労働省も警告しており、治療には
細心の注意が必要です。リラクゼーションと位置づけ
るのがベストでしょう。
●接骨院・整骨院
柔道整復師という国家資格者ですが、この資格は
打撲・捻挫・挫傷 以上のいわゆるケガの治療
をするライセンスです。腰痛や肩コリ、膝痛の治
療は出来ないのでご注意ください。また保険が使
えるのも “急性のケガ”のみです。多くの整骨
院は、このシステムを悪用して不正を働いていま
す。その金額は毎年、なんと4000億円です。この
お金は全て、我々が納めた保険料です。
●あんまマッサージ指圧
あんまマッサージ指圧と謳えるのは国家資格のみです。
巷に溢れている整体、カイロプラクティックをはじめ、
ソフト整体、タイ古式、英国式、ボディケア、クイック
リラクゼーション、エステなど大体無資格者です。
●鍼灸院
国家資格です。鍼とは揉んだり、押したり、捻ったりは
しないので実は体に一番やさしい治療方法になります。
不調の原因特定は出来ませんが、分からないときは一番
安心の出来る治療方法になります。
●整形外科
内科、循環器科、皮膚科などと並び病院の診療科
目のひとつです。もちろん医師です。レントゲン
は病院でしかとれませんから、膝痛などの原因は
絶対に整形外科でしか分かりません。ちなみに脱
臼や捻挫でも、骨折を伴っている場合があります
ので、病院でレントゲンを撮りましょう。
もうお気づきとは思いますが、これらを同じ土俵で比べること自体間違っています。今回のケースによらず何か症状があれば、必ず整形外科に行かれてください。病院の治療を基本とし、他に何か治療をお考えなら、鍼が一番無難かつベストな方法だと思います。
長文、乱文失礼しました。ご参考になれば幸いです。お大事にどうぞ。
お礼
詳しい説明でよく分かりました。 有難う御座いました。 大変参考になりました。