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一昔前の歯医者
今でこそ技術の進歩で無痛治療が可能なほどまできていますが 20年30年前は虫歯の治療の技術はどれくらいっだったんでしょうか? 私は学生ですが今まで虫歯の治療に苦を感じたことはありません。 歯医者=痛いとか怖いとかいうイメージがあるみたいですが 実際にそういう時代はあったのですか?
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- ysmap
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20~30年前は現在とあまりかわなないような気がします。コンポジットレジン、セメントはかなり進歩したので時間、操作性、強度は良くなったと思います。 それより前(45年以上前)になるとタービンの回転数が低く、注水機能がなく削ったらカルシュウムの焼ける臭いや口の中が粉だらけになった記憶があります。主にベルト式の低速エンジンで削っていたと思います。削った後は口腔内でワックスアップしたりアマルガム充填したり歯科医は大変だったと思います。 椅子も水平ではなく少し倒れる程度で術者は立位で身体を曲げ無理な姿勢で診療をしていました。 この頃は歯科医が一人で受付から診療までやっていました。歯科衛生士も歯科助手もいない時代です。 麻酔はカートリッジでなくアンプルから注射器、針は今の物より太いので痛いし麻酔も効きにくかったと思います。 55歳以上の方に聞かれると話が聞けると思います。 横浜で歯科医学の歴史の展示があるようです。 http://www.kaikou.city.yokohama.jp/news/images/now-open/YAOH_shikaigaku.pdf
- aokisika
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昔はまず、麻酔薬の種類が違いました。麻酔薬は顎の骨の中に浸み込み、歯の根の先の部分まで浸み込むと、歯の神経の感覚がマヒして、削っても痛みを感じなくなります。しかし、昔は麻酔薬が現在のモノよりも歯茎に浸み込みにくいので、麻酔注射の針を骨に突き立て、骨の表面の骨膜という線維性の膜の内側に麻酔注射をしました。すると、麻酔液が骨と骨膜の間を押し広げ、骨から骨膜を引きはがします。これが痛みを生じました。また、麻酔薬自体の効き目も今のモノより弱かったので、麻酔注射をしてもしばしば痛みを感じました。 また、歯を削る道具も違いました。現在の歯を削るドリルは1分間に30万回も回転します。すると1回転当たりに削る量は少しで済みます。ほんの少しずつ何回も削ります。ところが昔の機械は毎分5千から8千回転程度でした。すると、1回転当たりの削る量がたくさんになります。たくさん削りますから削るときの衝撃が大きくなります。ですから、麻酔をしていても歯を削る衝撃を痛みとして感じることがありました。 ここ数十年の医療機器の進歩には目を見張るものがあるんですよ。