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真空管AMPのAUX入力インピーダンスとは?
- パイオニアの304真空管レシーバーのAUX入力には「高」と「低」の2系列があります。どちらを繋ぐべきかについての質問です。
- 「低」に接続すると音量が小さくなり、解像度が落ちた円やかな音になります。一方、「高」に接続すると音がシャープになりますが、大きな音のCDでは音割れする可能性があります。
- CDデッキの出力はMAX固定されており、真空管レシーバーが劣化している可能性もあります。本来の使い方を含めてアドバイスをお願いします。
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最初の答えに書きましたが、ボリュームの位置に問題があります。 入力にボリュームのあるアンプなら、ボリュームを上げ過ぎなければ問題ないのですが、このレシーバーはプリアンプとパワーアンプの間にボリュームがあります。 つまり、アンプのボリュームを下げてもプリアンプ段の入力レベルは下げられません。 「低」の状態だとプリアンプがクリップして歪んでいると考えられます。。 「高」の入力が用意されているのはこのためです。 ただし、「高」でクリップしていない保障はありません。 この時代にCDほどの出力機器が無かったからです。 もし心配なら、入力にボリューム(2連10kΩA)をいれて、「低」の入力にし、アンプのボリュームは最大で使うしかないでしょう。 といっても回路図の読めない人には無理か・・・・・
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- denwaha4126
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>入力レベルというのは、最大許容入力電圧ということでしょうか? 違います。いわゆる入力感度です。 >「高」に2V入れると「ー18dB」で「1/4の500mV」になるということで良いのでしょうか。 それは計算が違います。-18.4dB = 10^(-18.4 / 20) ≒ 0.12 300 × 0.12 = 36 mV つまり-18dBのアッテネータを入れることで、36mVが300mVの入力レベルに上がります。 まあ、この辺は理系の人でなければ気にしないでください。 High入力ならボリュームを下げて使えば大丈夫だと思います。 それから他の方が、インピーダンス整合について言ってますが、それは間違いです。 プロ用機材のことは知りませんが、少なくとも家庭用オーディオでアナログ音声信号のインピーダンス整合なんてありません。 逆に、出力インピーダンスより入力インピーダンスが数十倍大きくなければなりません。 オーディオ機器はそういう前提で設計されています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 入力レベルの件、理解しました。 ただ「低」で歪が出る理由が分かりません。 入力電圧なのかどうか。 出力の高いCDだけですけど。 Volを下げても出ます。 これはEU(EMI)製です。 もし分かりましたら教えてください。
- denwaha4126
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それはSX-304Aでしょうか? 回路図は“SX-304Aの回路図”でググれば(画像検索)見つかります。 もし違う機種でも参考になるかもしれないので、それを書いてみます。 Lo 入力レベル:36mV 入力インピーダンス:約470kΩ High 入力レベル:300mV 入力インピーダンス:約740kΩ Loではアンプにそのまま入力されます。 Highでは約-18dB(L型2段)のアッテネータが入ります。 入力レベルとインピーダンスに差があるのはこのためです。 入力レベルとは、フルボリュームで定格出力になる入力電圧です。 質問の“高”“低”とは逆の表記になっていますが、なぜでしょう? CDの出力が2Vあるので、Highでも入力オーバーです。 入力にボリュームのあるアンプなら、ボリュームを上げ過ぎなければ問題ないのですが、このレシーバーは直接バッファーとトーンコントロールがあり、その次のパワーアンプ段の前にボリュームがあります。 つまり、入力バッファの最大入力電圧が気になるところですが、残念ながら真空管の知識が無いため分かりません。 昔のプレーヤーは、低インピーダンス負荷に弱く、出力レベルも小さかったので、アンプの入力インピーダンスや感度は今のものに比べると高く設計されていました。 2V出力が標準的になったのは、CDなどのデジタル機器が出てからです。 この時代の設計者は、CDのことなんか全く想像もしていなかったでしょうね。 今のオーディオ機器とは設計概念が異なりますので、その辺は気を付けた方がいいでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 機種は、SX-304Bです。 いま前のご回答者に訂正を入れていたとこですが、仰るように「高と低」と逆に書いてしまいました。 確かに「高」が減衰されている感じです。18dB位かもしれません。 歪みの原因は入力オーバーなんですね。理解できました。 入力レベルというのは、最大許容入力電圧ということでしょうか? 「高」に2V入れると「ー18dB」で「1/4の500mV」になるということで良いのでしょうか。 CDDの出力インピーダンスは「100Ω」です。 CDDの出力がリモコンで下げられるかもしれないので調べてみます。 詳しい仕様をありがとうございました。 大変参考になりました。 またいろいろ教わりたいと思いますので宜しくお願いします。
- tpg0
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40年ほど昔、何台か真空管アンプを自作した時期があります。 真空管アンプの入力インピーダンスは600Ωで作りましたが、ハイ・インピーダンスとして10kΩや50kΩのインピーダンスも設定しました。 入力インピーダンスというのは、入力ソースの出力インピーダンスに整合させるのが正しいのです。 例えば、デッキ出力インピーダンスが600Ωなら、600Ωの入力にしないと不整合になってしまいます。 AUXの「高・低」2系統は、「高」が数10kΩのハイ・インピーダンスで「低」は600Ωのロー・インピーダンスの事ですから、デッキ出力のインピーダンスに合わせてください。
お礼
早々にご回答ありがとうございます。 お二人のご回答を読み、NETでCDDの仕様を調べました(No1さんのお礼に記載) 接続機器は「10KΩ」以上となっていましたので、「高」の方にします。 レシーバーの仕様は見つかりませんでしたが、一般的に、「AUXの「高・低」2系統は、「高」が数10kΩのハイ・インピーダンスで「低」は600Ωのロー・インピーダンス」と決まっているのですね。 勉強になりました。 出力インピーダンスが「100Ω」になっていますが、仕様書に従い「高」に繋ぐことにします。 もし、おかしかったら注意していただければ助かります。 ありがとうございました。
補足
「高・低」の症状が逆でした。 「高」の方が出力が小さくなり、音はマイルドで歪みも出ません。 LHH-500の仕様で、「出力インピーダンスが100Ω」なのに、「適合負荷インピーダンスは10KΩ以下」なのはなぜなのでしょうか。 今回、「高」に繋ぐのに若干不安があります。
- yosifuji2002
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オーディオ機器の接続は、出力側のインピーダンスは低く、入力側のほうは高くです。 入力インピーダンス(Riとする)は、入力端子から見たアンプの交流信号に対する抵抗値です。 これと入力機器の出力インピーダンス(Roとする)は直列になります。 アンプの最大入力(Vi)電圧は入力機器の最大電圧(Vo)に比べると Vi=Vo*Ri/(Ro+Ri) の関係になります。 ということは入力インピーダンスが小さいと、RoとRiで分割されるのでアンプに入る電圧も小さくなるといことになります。 最近の半導体の機器では出力インピーダンスが十分小さいのであまり問題ではありませんが、真空管の機器では結構これが大きいものがあり、入力インピーダンスを適当にしないと再生に影響が出ることがありました。 音が割れるということは、多分CDプレーヤーの出力電圧が大きいのでしょう。 解像度が落ちるが円やかな音となるのは、高域が少し減衰するのでそうなると思われます。 基本は高インピーダンスで受けるのが正解です。
お礼
早々にご回答ありがとうございます。 おかげで、インピーダンスの意味が分かりました。 今、CDデッキの仕様をNETで調べてみたら、アナログ出力は「2V RMS」になってました。 少し高いですかね。 出力インピーダンスは「100Ω」になっていました。 適合接続インピーダンスは「10KΩ」です。 これは「高」に接続で良いということですね。 これで安心して使えます。 ありがとうございました。
補足
「高・低」の症状が逆でした。 「高」の方が出力が小さくなり、音はマイルドです。 歪みも出ません。 失礼しました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 VOLの位置の説明で歪みの件、理解できました。 「高」で普通の音量(12時から2時の位置)で聴いていますが、クリップ感はありません。 壊すといけないので、このまま使いたいと思います。 これでほぼ心配は無くなりました。 何度もご回答をありがとうございました。