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戦後ニッポンと銀魂
前から思ってたんですけど、銀魂の世界観て幕末がベースですけど、精神的には敗戦後の日本ですよね? ・敗戦により、価値観が180度変わってしまった世界 ・憧れの対象であっただろう侍は過去の遺物に・・・ ・職を失った侍たちは用心棒などの闇稼業をする者までいる ・天人に頭が上がらない幕府(新選組も)と怯えている人々 ・天人=アメリカですよね? そんな現実を認めない攘夷志士と高杉、現実を認めたうえで現在を楽しむ銀さんたち 高杉と銀さんの対立軸はそこだと思います ちなみに桂は最初は高杉側でしたが、紅桜編を契機に銀さん側に傾いたんだと思います。今を生きたくなったんでしょうね 巻が進むにつれ天人が出てこなくなるのも、戦後っぽいですし(笑) なんか空手バカ一代を読んで気づきました
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- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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私は戦中・戦後を生き抜いた祖父の話をよく聞いていましたし、幕末も好きです。 ついでに近代・現代美術史も学びました。 戦後では価値観90度も変わっていません。 表面的な部分が崩れたに等しいでしょう。 むしろ維新のほうが180度変わったと言えます。 戦中は英語を一時的に禁止されていただけです。 江戸時代よりは欧米文化は英語が使えないだけで日常的に触れられる環境にありました。 戦後英語が使えるようになったのと、もう戦争と称して人殺ししなくてもいいのと、中国などからの引き上げと「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」以外戦中と違いはありません。 戦中戦後ともひもじい思いをする人々は沢山いましたし、戦前からアメリカ人は日本にいましたし、戦中だって日本に残っていたアメリカ人は捕らえられ不当な扱いを受けていましたし。 中国人や韓国を含む朝鮮人を見下す態度は戦前より前の明治からあります。 戦中でも日本はドイツなどとの交流はありましたし、ベルリンオリンピックなどにも出場していました。 青い目に対する恐怖感はそんなになかったそうです。 髪型や服装も戦中から戦後ではそんなに変わっていないでしょう。 変わったというのならばそれは「高度成長期」でしょう。 「もはや戦後ではない」と言われた時代です。 こちらならば維新に同等レベルの変化だと思います。 「銀魂は高度成長期をもモデルにした」というのならば頷けます。 天人来襲はJ.F.ケネディの暗殺のカラーの衛生生中継だったり、アポロ11号の月面着陸だったり、ビートルズ来日だったり、東京五輪、大阪万博(順序考えずに価値観変わる事象を述べてしまいました)なのでしょうね。 服装も華やかになり、ミニスカやパンタロンの出現など服装も戦後とは全く違う雰囲気です。 戦後と高度成長期はまた別の時代です。 戦中戦後がモノトーンならば高度成長期は極彩色です。 空手バカ一代について調べてみましたが、一部を除いて創作であり戦後が舞台としつつ実のところ描かれた時代(高度成長期)だそうです。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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私は戦後より幕末・維新あたり時代かと思います。 ヤクザなんて戦後に出たものではなくて明治のはじめに出現したものです。 武士の象徴が「廃刀令」によって侍も過去のものになってしまいます。 アメリカ人をはじめ外国人にビクビクしていたのも幕末そのものです。 ちょっと外国人を傷つけたら切腹ものだったはずです。 アメリカは犬威星人(犬頭の天人1巻に出ています)に当たります。 まあ、維新の混乱と同じようなことが戦後にもあったと言えますが、混乱の度合いは幕末のほうが激しかったでしょう。 >桂は最初は高杉側でしたが いいえ桂ははじめから高杉派ではありません。 宇宙海賊春雨と対立することで姿勢が違うことが表面化してしまったような気がします。 桂は宇宙生物はいいけど、攘夷活動として天人と手を組むとは考えていない姿勢で、高杉は逆に利用してやろうという姿勢です。 銀さんたちと高杉は去年の大河ドラマ「龍馬伝」でいう龍馬と武市率いる土佐勤王党との関係に似ているかと思います。 >巻が進むにつれ天人が出てこなくなるのも 出ていますよ。 ただ犬頭など見た目人間っぽくないのはかなり少なくなりましたね。 その代わり神楽のようにぱっと見地球人とそんなに変わらないのが増えてきたと思います。 戦後がモデルでしたらもっと天人に対してフレンドリーになっているはずです。 マッカーサーもかなり日本国民に歓迎されていたという話ですし、幕末に比べ外国人に対する恐怖感は薄いと思います。 子供が天人に対してチョコレートをねだるシーンなんてないでしょう。
補足
質問を理解していないようなので捕足しますが「価値観が180度変わった」という部分が重要なんですよ。 あと明治初期と戦後のことも、もっと調べたほうがいいのでは?
補足
高度経済成長期だろうと現在だろうと、戦後は戦後ですよ。とくに定義はまだできてないはず。あと私が言いたいのは銀魂世界の精神史は日本の戦後史と似てるということです。 価値観の変化というのは、戦前戦中は日本の戦争は正しい戦争で、太平洋戦争は欧米からアジア諸国を開放するというのが大義名分でした。しかし、戦争に負けてしまって欧米から「実はお前らのほうが侵略者だったんだ」と教えられ自虐史観になってしまいました。 つまり、今まで正しいと思っていたことが実は間違っていたというふうになったんです。価値観の180度の変化というのはまさにそこです。 もっと言うならば、「戦争に負けて侵略されてしまった国」っていう設定が戦後。幕末~明治ではありえない。 メタフィクション的に侍=軍人、もしくは古い価値観の人々。銀さんや桂、高杉は予科練っていう風に考えると納得がいきます。