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甲状腺機能亢進症 TSHの数値
バセドウ病と判明して2年経ち、現在チウラジール4/日服用中です。 TSH数値が0.005と、発病当時から増減ありません。 他は正常値にようやく入りました。 このTSHのみ異様に低い原因は、何が考えられますか? 物忘れや思考回路鈍く、効率的に物事が考えず行動できないのは、やはりこのせいですか? 医師からはハッキリとした返事が貰えず、モヤモヤしてます。
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- USB99
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TSHの正常化が遅いというよりも、バセドウ病がなかなか治らないのが質問の本質とすると、 バセドウ病で難治しやすい要因としては、甲状腺腫の大きさとかFT3/FT4比とかで難治そうかどうかを判断材料にしますが、難治化させる患者側の要因として、 1.喫煙:これは確実に難治化させます。特に、バセドウ病眼症の強い増悪因子です。 2.ストレスも難治化因子として挙げられています。が、ストレス自体が数量化しにくく、後ろ向き研究しかないので確実ではありませんが、難治化因子と考えている医師は少なくありません。 3.ヨード摂取量:米国のヨード摂取推進運動でバセドウ病の寛解率が低くなった、ヨード摂取量が低い地域の方が寛解率が高いなど状況証拠ですが、ヨード摂取が多いと難治化しやすい傾向があるようです。 まずはこの辺を検討してみられてはいかがですか?
- albert8
- ベストアンサー率61% (1658/2703)
病気には必ず原因があります。質問者さんの体が何の理由もなく勝手に間違いをおこしてたまたま偶発的に甲状腺の機能を亢進してるのではありません。原因がなくて偶然病気になることなどはないのです。 甲状腺ホルモンやアドレナリンなどはストレスで心や体が興奮した時に多く分泌されるストレスホルモンです。 甲状腺を亢進させるのは正常なホルモン量だけでは質問者さんのストレスに対応できないからです。 仕事もバリバリ良くできる方だと想像しますが、気が付かないうちに無理して頑張り過ぎておられます。この頑張り過ぎに普通のホルモン分泌状態では対応できないのでさらに多くのホルモンを出し続けます。そうして初めて忙しいハードな仕事を乗り切ることができます。 別の言い方をすると、正常値を超える甲状腺ホルモンの分泌と引き換えに仕事がこなせた、ということです。 ですから、原因になってる頑張り過ぎを改めることなくホルモンを抑制すると思うように仕事がこなせません。「物忘れや思考回路鈍く、効率的に物事が考えられず行動できない」ないのはこのためです。 病気は原因を治療しないと治癒にはいたりません。甲状腺ホルモンを抑えることは原因治療ではないことがお分かりいただけるとお思います。病気の症状を抑えるだけの治療です。 ホルモンの分泌を正常にするには心身のストレスとなってる仕事など生活を見直して楽にしなければなりません。例えば正常なホルモン量に見合う仕事量にしたり、労働時間を減らしたり、休養や睡眠時間をふやしてやることが本来の治療です。 源因のストレスをそのままにしてクスリを使っても病気はなかなか思うように治らないでしょう。その間にクスリによる副作用(その皮膚の症状もその一つです)で他の病気を抱えることにもなりかねません。クスリが不可欠なものであればクスリに全てお任せではなく、一方でなにかと真面目に頑張り過ぎる心や体をリラックスさせる時間を増やしてストレスを軽減しながら徐々にクスリを減らしていくべきです。 質問者さんは気が付いていおられないと思いますが、相当無理をされてすでに適応力を超えています。それが甲状腺の障害として現れたのですが、そうやって体は質問者さんに警告を発してることになります。 これ以上頑張り続けると破綻しますよ、と。
- dmm_r18
- ベストアンサー率82% (19/23)
通常、甲状腺機能亢進の治療の経過では、甲状腺ホルモン(T3とかT4とか)の数値は徐々に正常になってきいますが、TSHが正常値に戻るのは更に時間がかかります。 ご存知のようにTSHは下垂体から出てくる「甲状腺もっと働け!」というホルモンです。ですから、甲状腺ホルモンが出すぎている状態では当然少なくなります。 TSHの出具合を調節しているのは、主としてT3やT4などの甲状腺ホルモンのフィードバックです。正常な状態では、甲状腺ホルモンが正常や少な目だとTSHが適量出て、多くなるとTSHは出なくなります。 でも甲状腺機能亢進症の治療後は、そのフィードバックとともに視床下部という下垂体を更に調節する脳の部分がTSHの出具合を調節するのです。つまり「TSHが少なくても、体は正常である」と脳(=視床下部)が判断していて、TSHを増やして甲状腺ホルモンを再び出すようにするのは慎重にしているのです。 とりあえず、TSHは体に作用する物質ではないので、治療の初期の目的はT3やT4が正常になることです。甲状腺の薬をやめるのはTSHが回復してからのことですが、TSHが正常となるには更に数年かかることもあります。 また、TSH受容体抗体という、TSHの働きを勝手に行ってしまう自己抗体というのがバセドウ病の原因の多くとなっています。この動向(治療によって下がってくるものの)とTSHがしばらく低いままであることの関連も疑われていますがわかっていません。 ●結論としては、ご質問の内容はバセドウ病の治療経過では珍しいことではありません、と申し上げてよいでしょう。また、よくわかっていないこともあるので、普通の医師では回答ができないのも、あながち無理はありません。 ●現在、甲状腺ホルモンは治療されて正常値ですから「物忘れや思考回路鈍く、効率的に物事が考えず行動できないのは」は甲状腺ホルモンには直接関係ありません。 どんな病気でも治療中には「物忘れや思考回路鈍く、効率的に物事が考えず行動できない」ことはよくありますよね。 ●ただ、気をつけるのは、甲状腺機能亢進症は、他の膠原病や炎症の病気を併発・合併することがあるので、体の不調については、主治医に細かいことも伝えることです。 ・・・ただ、稀ではあるものの、併発症状や合併症状には複雑で診断が難しいものもあるのです。症状は脳や神経に関わるものもあり、かなり知識があって優秀な医師(高名な先生とか名医というのではなく、見落とさない鋭い医者ということ)でないと、的確に診断や治療ができないのも現実です。 お大事にしてください。
お礼
ありがとうございます。TSHを正常化するまでには長期的な治療が必要!と医師も確かに言ってました。 細かく解説いただきモヤモヤが少し消えました。 合併症が一番怖いですね。皮膚が常に過敏になっているのも恐らく薬の副作用なのでしょうかね。 長いお付き合いになるので、労わりつつ生活していきます。
お礼
とてもタメになる回答をくださりありがとうございます。 仰るとおり仕事のストレスが一番大きいと思っています。 管理職を5年やっていて自分でもキャパ以上やりすぎているのを感じていても自分を騙し騙しやっていました。 そんな矢先に発覚。立ち仕事も無理な既に酷い状態でした。 現在休職中で来月復職します。 管理職は退きたい旨会社に伝えて無理のない範囲で生活していこうと思います。