Q/一度でも詰め替えインクを利用すると、その後永続的に印刷の品質が低下しますか?
A/質の悪いインクや詰め替えに失敗し気泡などが混入した場合は、品質が低下したり、ヘッドに正常にインクが充填されず、熱損や圧損することがあります。
Q/純正インクよりも質の低い詰め替えインクがプリンタ内を通ることは、プリンタ自体に何らかの悪影響を与えますか?
A/何とも言えません。ほとんど与えないケースもありますし、一回で故障に至るケースもあるでしょう。それが詰め替えのリスクです。
Q/純正インクに戻せば品質は回復しますか?それともヘッドを交換することによってその症状は解消されますか?
A/状況によります。例えば、ヘッドが破損した場合は修理をしないと治りません。インクの色のりが悪い場合や、駄々漏れる場合はインクを交換することで改善することがあります。
また、それ以外のケースもあります。例えばインク漏れが発生している場合は、インクを拭き取る吸着シート(廃インクタンク)が使い物にならなくなるケースもあります。
この場合、ヘッドだけでなく廃インクタンクも交換が必要となります。
また、インクがローラーなどに付着することでローラが劣化すれば、ローラーの交換が必要になります。
尚、純正インクと比べるとインク単価は安くなります。ただ、リスクも高くなります。その比率として言えば、互換カットリッジ型のインクでは7~8割は大丈夫、2~3割は不具合ありぐらいです。尚手作業で純正のカートリッジに穴を開けて詰め替えるタイプは、汚損や破損率が大幅に上がります。
純正は99%は大丈夫ですが、希に問題があるインクがあります。取り付け期限と手順を守っていれば、可能性はほとんどありません。
レーザーの場合は、機種によりますがトナー残量が見事に半分以下だったり、トナーが堅い、質が不均一で定着を汚損するなどのケースがあり、ハードウェアの設計寿命を大幅に縮める製品もあります。