精子集団は受精場所で3日(72時間)程度は100%受精可能な状態で待機しています。また男性の精液の質(精子の数と精液中のクエン酸や果糖分の量)が元に回復するのに3日程度かかります。精子が受精可能な状態で生存できるのは約7日間です。4日目以降は精子の生存率は徐々に低下して行きます。理屈的には、72時間ごとに正確にタイミングを取れれば受精確率100%の状態で受精場所(卵管膨大部の付け根辺り)に常時精子集団(100匹以下)を待機させておくことが出来ます。実際の排卵日がずれても受精の機会を逃すことがなくなります。
正確に72時間以内にタイミングを取っていれば問題ありませんが、現実派だんな様の仕事の都合もありますので、タイミングの間隔が72時間(3日間、間に2日置く)を取れない場合は1日短くして1日だけあけたタイミング間隔(精液の質は完全には回復していないですが)も取り入れます。健康であれば一回の射精で1億匹以上の精子集団のうち受精待機場所まで到達できるのはわずか100匹以下です(生存競争による淘汰の結果)。
これらのことを加味し、基礎体温表の排卵予定日(生理開始から13日目)~2日後の間に実際の排卵が起こります。つまり、13日目から15日目の終りまでに排卵が起こると考えられますので、1日だけ余裕を見て、12日目から16日目までの間を100%授精可能な状態で精子集団を待機させておくようにタイミング日を設定すれば良いです。精子の100%生存日数3日間を考えて14日目早朝から15日目早朝に一回、その前の11日目早朝から12日目早朝に一回の計2回で十分ですが、より確実にするために8日目早朝から9日目早朝に一回しておいても良いかも知れません。これ以上のタイミングは妊娠目的のためには不必要です。
#1さんとほぼ同じタイミングになるかと思います。
お礼
詳しいご解説ありがとうございます!主人の体調、仕事の関係もあり、毎月ベストなタイミングは難しいのですが、頑張ってみたいと思います。 一人目を不妊治療で授かっており、二人目も数年治療に通いましたがやはりできれば自然妊娠がしたいと思うようになりました。 丁寧なご回答感謝です!!