マンガやアニメは１００年、２００年後に今の文学や芸術のように評価される

質問

マンガやアニメは１００年、２００年後に今の文学や芸術のように評価されるのでしょうか？
それとも単なる幼稚な大衆娯楽と後世の人々に語られるでしょうか？
というのも、娘（高校生）は中学から異常なくらい漫画やアニメに取りつかれ、毎週友達とアニメイトに行ったりカラオケにアニメソングを歌いに行ったり、試験の前日も漫画を我慢できず、成績も下の下で高校も最低ランクの高校に在学中です。
漫画家やアニメーターにはなる気はなく、大学には行きたいらしいですが。
こんなにも娘を魅了する漫画やアニメ、ライトノベルなど何がそんなに魅力的なのか、私も少しだけ見てみましたが、つまらなかったです。
アマゾンの書評を見ると、娘が好きな漫画やライトノベルなどはおしなべて評価が高く、涙を流して読んだとか、感動したとか、ありますが、たしかに文は平易で難解な本に慣れていない子供は読みやすいかもしれませんが、内容は深くなく、これでは安っぽい感動みたいなもの、しか得られません。
江戸時代の浮世絵も当時まったく評価されず、外国で収集されていて、今になって良い扱いを受けています。
漫画やアニメ、ライトノベルも何百年後かには評価が高まるのでしょうか？

回答No.5

ultraCS · ベストアンサー

アニメが残ることは、もしかすると結構厳しいかも知れませんよ。

映画界を見れば解ると思いますが、ここ30年、名画と言われる作品が生まれていません。これは、作品のクォリティの問題では無く、受け手ゆその環境が変質したためだと思います。
多分最後の名画はスターウォーズEP4かETだと思いますが、これらの時代にはまだ、二番館、三番館、名画座という映画を追体験するシステムが健在でした。それが、「タイタニック」の時には既に崩壊し、映画を追体験する場はビデオというプライベートな場しか無くなってしまいました。で、「タイタニック」は名画になり損ねてしまいます。
名画になるためには公の場で評価され語り伝えることが必要だと思いますが、ビデオでの追体験にはこれがありません、ヒット映画ではあっても名画のコンセンサスが作られる環境が無くなってしまったのだと思います。
アニメでこういった名画コンセンサスが得られるギリギリはジブリの場合はトトロでしょう、それ以降のアニメはクォリティはともかく、個人的追体験はあるでしょうが、社会的な追体験をする環境がないため、名画になり損ねています。

ライトノベルも同様で、ノベルズ(新書版)の様なライフサイクルの短い媒体で売れた物はそれっきりです。ノベルズで消費され尽くしていますから、文庫化もありません。文庫でも同様で、定番化するような作品以外は後世には残りません。江戸時代の黄表紙の大部分、明治期、大正期の小説の大部分は現在では残っていれば歴史資料でしかないし、のこっていないものもたくさんあります。
浮世絵だって、評価されているのはごく一部で、失われた絵師がたくさんいるのです。
貸本漫画の中にも、散逸して残っていない作品はたくさんあるし、すでに、誰も顧みないコミックはたくさんあります。大家と言われる作者の作品ですらそうですから、現在、濫作されているアニメやコミックの多くも同じ運命をたどるでしょう。

アマゾンの評価は批評ではないという点に留意する必要があります。批評はその依って立つ位置を明確にし、比較評論をする必要がありますが、アマゾンの書評のほとんどはそのレベルに達していません(Yahooの映画評も同様)、というより、このレベルの批評が出来る者はAmazonやYahooには書かないと思います。

ということで、現在の大衆社会では、作品は誕生するともに消費され、将来に残るかは微妙だと思います。

お礼

ありがとうございます。
かなり上の方に持ち上げられて、もはや文学芸術を超越するほどの漫画等に対するアマゾンの書評。
が、たしかにその書評は批評足り得ないですね。
読んで面白かったんだな、というのはわかるけど。
ガンダムなど、今や親子で熱狂するほどになり、この勢いだと孫ひ孫曾孫まで行きそう。
もしかしてアメリカのディズニーが今も皆を魅了するように、トトロやガンダムなども皆に愛され残っていくのでしょうか？

回答No.12

ultraCS

#5です。

漫画学部は既に国内にありますよ。そのものずばりは京都精華大学、ここが嚆矢ですが、他にも芸術系大学や文学部などに該当学科は増えています。京都精華大の研究内容は「木野評論」や「KINO」という市販誌で刊行されていますから、よろしければご覧ください。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/index.php

紀要はネット上で公開されていますね。漫画関連の評論などもありますから、興味があればどうぞ
http://www.kyoto-seika.ac.jp/event/kiyo/index.html

お礼

さっそくホームページを拝見しました。
資料請求もしました。
同じ趣味の仲間と朝から晩まで漫画やアニメをやるのは娘にとってとても楽しいことでしょうね。
単なる大衆娯楽と終わるか、人類の財産として残っていくか、私にはわからないけど、娘や一部の若者たちをこれほどまで熱狂させてやまない漫画やアニメが研究されるのは自然の流れかな、と思います。
ありがとうございました。

回答No.11

kyo-mogu

すでに学問として研究されている方も多いですよ。その流れが京都の都国際マンガミュージアムでしょうね。

　作品の中に時代が隠れています。その当時の流行などが。そういった意味での価値はあります。

　漫画は基本的な作品は価値が高いです。手塚治虫など。良い作品は記憶に残っていきます。それが長いこと残る作品は非常に評価が高いと思いますよ。

お礼

そうですね！たしかどこかに漫画学部というのもあったような・・
もしかしたら娘にピッタリの学部かも。
朝から晩まで漫画やアニメを一生懸命やれるなら、娘も天国かもしれません。
漫画を文学作品と同じように考察するのでしょうか？

作品にはたしかに時代が反映されています。
後世の人たちには当時の文化を知る貴重な資料となるでしょう。

くだらない小説よりも優れた漫画が少数あることは認めます。
くだらない漫画が多すぎて全体的に価値が低いように思われているのは残念ですね。

回答No.10

Postizos

No.4です。
>「べるばら」

今娘さんが夢中になっている作品も、そういう世代とともに歳をとって一生を終えて行くような物である可能性もありますね。

お礼

壁いっぱいの膨大な漫画、彼女の大事な宝物、でもタイトルが恥ずかしいのか全部カバーがかかっています。
漫画やアニメに打ち込んだ青春を懐かしく思い出す時がくるのでしょうか？

回答No.9

demio

再びおじゃまします
　私の年代ではビートルズが日本ではいった頃には、この音楽は世間では不良扱いでした
　女子生徒のなかにはこの歌詞の意味を知りたくて英語の辞書で引いたり先生に聞いたりしていましたが年齢の高い英語の先生ではなく他の教科の若い先生に聞いていて先生もいっしょに考えていました。
英語が嫌いでもビートルズの歌詞には興味があって英語を調べるようになったらいいことですよね
　今では学校の教科書にもビートルズの歌が載っています、ここから英語にも興味を持つようにではないでしょうか

　漫画に一生懸命でもいいですが、そこから発展して勉強と関連つけるようにしないと、何でも吸収できる年頃でありながらその分野しか頭に入っていないのはもったいないですし、中身の薄い安っぽい漫画とそうでない物の区別がつくようになるではないでしょうか
親の年齢なら高校生の頃に覚えたことは４０や５０になっても頭に入っているとおもいます、あのときもっと学校で教わったことが頭に入っていればよかったと思いませんか

お礼

本当にもったいないですね。
大好きな漫画やアニメから何かに興味を持ってくれるといいのですが・・・
漫画を上手に描きますが、美術や工作は成績が悪く（全部悪いですが）毎回５段階評価の２です。
作品がいつも幼い感じだからでしょう。
テレビ局や出版社に就職したい、という夢を持つことができたのが漫画やアニメの良い点といえますでしょうか？

回答No.8

demio

ふたたびすみません
漫画家になりたいという質問ではなかったのですね
ちょと外れた回答になってしまいましたすみません

お礼

ありがとうございます。
でも心の中では漫画家になりたいと思っているのかも。
中学からの教科書やノートには、それはそれは上手に漫画が描いてあります。
頭の中は漫画やアニメのことで授業どころではなかったのですね！
でも、考えることができないそうなので、出版社に入って編集とかやりたいそうです。

回答No.7

demio

すみません　里中まちこ　さんの文字が間違っていました　

正しくは　　里中満智子　さんでした　失礼しました

回答No.6

demio

戦前にディズニーがカラーアニメを作ってました、映画「風とともに去りぬ」と同じぐらいの年代だったとおもいます、現代の評価はどうでしょうか

漫画家の里中真知子さんがだいぶ前ですＮＨＫで漫画の講習をしていまして高校生ぐらいから「漫画家になりたいが、今から何をしたらいいか」との質問がたくさんあったようです、
里中さんの回答は
「高校生なら今は学校の勉強をしっかりしましょう」
でした、学校の勉強をしっかりしないと漫画のストーリもきちんんと思いつかなし、物を見て考えることを養うことが大切だそうです、
里中さん自身も高校生のことから投稿漫画で有名だったそうですが、漫画家になってかなりの年齢になってから大学に入って勉強しているはずです、

将来評価が高まるとしても人間の基礎がしっかり出来ている人の作品でしょうね

お礼

ありがとうございます。
娘は漫画やアニメはとても好きで、１０００冊くらいある漫画のセリフをほとんど暗記するほど、漫画なら集中できるのです。
しかし勉強はまったく覚えることができず、「彼はピアノを弾くことが好きです」も英訳できません。
アニメソングも常に小さなイヤホンを耳に入れて聞いており、これもほとんどソラで歌えるそうです。
もしかしたら、漫画やアニメの道に進んだ方が本人のためになるのかもしれません。
私や夫らが口に出していないけど、漫画等を否定している気配を察して、漫画やアニメの仕事はしないと言っているだけかもしれません。
一度しかない人生、好きなことをやってほしいです。

回答No.4

Postizos

質問であるにもかかわらず、興味深く拝読してしまいました。

yescさんは、もう漫画が大人も読めるものとして定着した時代を通ってきた世代だと思います。
だから漫画を読まなかった昔の大人とは違って、読んだ上でつまらないという評価・判断を下せるわけですよね。
わたしはそれは大事にするべきだと思うのです。
おそらく今の親世代はけっこうな漫画の読み手であると思います。たぶん子供の時そうそう買えない雑誌を工夫して入手してかなりの強度で熟読したのではないでしょうか。

つまらない物はコレクションして保存していてもしかたないと思いますが、誰もとっておかないような物でも数がなければ資料としての価値（こんなくだらない物があったと言うだけでも）は生じると思います。ものずきはいつの世にも居ます。

でも浮世絵に接した外国人はそういうつもりではなくて。「こんな良い物は捨てるに忍びない」という気持ちでコレクションしてそれを世に問うたわけですよね。コレクションというのはそういう自分の価値観を世に問うたほうが愉快だと思うのです。

「これでは安っぽい感動みたいなもの、しか得られません。」
この感じはとても良くわかります。実際そういうのが多い。昔もそういう物のほうが多くて今は残っていないだけではないでしょうか。
まずは自分の価値観と判断は大事にするべきと思います。

ではお子さんの価値観に対してはどうなのか、質問文を読む限りそれをないがしろにしているとはわたしには思えません。物分かりが良過ぎるぐらいと思います。

一応質問に答えるならば
“残る物もあるけれど残らない物のほうが圧倒的に多い”
“今評価が低くてあとで高くなる物は質問文にあるような作品ではない可能性が大”
と思います。だってAmazonでいくつもレビューが書かれていて売り上げがあるような本が「今評価が低い」「誰にも注目されていない」作品のわけが無いですから。

お礼

ありがとうございます。
私も親から漫画を読むと頭が悪くなるからと禁止されていたので、友達の家や習い事の教室で読む程度でした。
当時はベルばらやブラックジャックがリアルタイムで連載中だったことを覚えています。
良いと思いました。
もしかして残る物かもしれません。(と思っています）
しかし娘は保有する１０００冊くらいのガンガンコミックや電撃コミックなどから出版された漫画の方が素晴らしく、手塚治虫やらベルばらなど時代遅れの取るに足らぬ下らぬ下手くそな漫画とケチョンケチョンです。
膨大な量を読んだ上での過去の漫画批評、価値観が違うんだな、江戸時代の日本人と外人くらい違うんだな、と感じています。
当然娘はガンガン、電撃コミック、漫画タイム系が後世に残ると信じています。

回答No.3

Shin1994

マンガやアニメ自体は、今現在の評価はとても高いです。

特に、日本のアニメは各国で絶賛されており、日本を代表する芸術になっています。
海外(英語圏)では日本のアニメを、特にジャパニメーションと呼び、これはジャパンとアニメーションを合わせて作られた造語です。

かの、手塚治虫は鉄腕アトムなどに人を思いやる気持ちなどの思いを込めたと言われています。
内容の浅いアニメもあれば、深くてときには深過ぎてわからんものまで多々あります。

世の中の大人は結構アニメ好きなようで、子供よりどっぷりとハマっているサラリーマンが結構いるとか…

お礼

ありがとうございます。
現在ベルサイユ宮殿で村上隆の作品が展示され、物議をかもしだしているようですが、私はやはりアニメや漫画を芸術や文学作品とは違うものでないかと思い始めています。
たしかに玉石混合で、下手な小説よりよほど深い漫画から下劣そのものなものまで差が激しすぎます。
よいものは、よいと純粋に判断していきたいと思います。

回答No.2

isyuto2007

文学や芸術というよりは、映画と似た評価になると思いますよ。
宮﨑 駿さんなんかも、アカデミー賞とか取ってらっしゃいますしね。

昔は映画や活劇なども文学に比べて評価が低かったと思いますが、時代とともに大衆文化として評価が上がってきていると思います。
実際に漫画の原作の作品が賞を取ったり、興行権の売買なども多数存在します。（最近の一線で活躍される方の数多くの方が、アニメ、漫画世代で育ったと言われています）
日本のこういったコンテンツなどのソフトパワーは日本食と並びCool　Japanと言われ海外でも評価は高いです。ですが、数が多いため低俗なものも数多くあり、hentaiと呼ばれる一面もあります。

情景描写などは、文学に比べ比較的簡単に絵によって表現できるため、感情移入しやすくかつ低年齢の人にもわかりやすくなっていると思います。
開運!なんでも鑑定団 でも古い漫画は高値で取引されるなどしていますので、今後ははっきりわかりませんが、それほど悲観したものでもないと感じています。発行部数などは時代背景もありますが最高で約1億8500万部と文学のミリオンセラーを凌駕していますしね。

※漫画やアニメなどと、学業は別問題だと考えます。今の東大生でも漫画くらいは読むと思いますよ。

参考URL：

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0418&f=national_0418_004.shtml

お礼

皆ではないにせよ、ここまで若者の自制心さえ奪うほど熱狂させてしまう漫画やアニメ、私たち親世代には価値がわからないけど、もしかしたら江戸時代の浮世絵などと同様、未来では価値のあるものになっていくのだろうか、との疑問を持っていました。
芸術とはやはり違う方向に行きそうですね。
ありがとうございました。