No,5です。
かなり長くなりますので、覚悟して読んで下さい。
写真で判断すると、台は上下に分かれています。
上は背景が見えないので、透明度が低いマット板(梨地)かもしれません。
完全に透明な板をいつまでもその状態で保つことは無理なので、(雑巾で乾拭きしてもキズがつくことがあります)かえってこの方が無難かな。
厚みは乗せる物、板自体の大きさにもよりますが、たいてい3mmか5mm(4mmというのは標準在庫品ではありません)です。3mmだと、自重で歪んでくることもありますので、5mmくらいが適当かと。
アクリル板の価格は製法によって算出の仕方が違うのですが、このような単純な加工に使う場合、はキャスト板でも押出し板でも仕上がりに大差は無いでしょう。安い押出し板で良いと思います。但し、押出し板の品種に目的の板(この場合は透明マット板)があれば、です。
種類を選びたければ専門の商社に出向いて、見本帳から選択することになります。
板のサイズは最も小さい物でも1100×1300mm、一般的には900×1800mmと1000×2000mmの3種が入手しやすく、板の厚みによって梱包枚数が異なり、2~3mmなら5枚、5mmなら3枚くらいの単位での販売が一般的です。1枚でも売ってくれるかもしれませんが、素人さんに優しい業者を見つけないとボラれるかも。
価格はどうでしょう? わたしは業者間の売り渡し価格しか知りませんが、小売りで買うと5mm*1100*1300の3枚梱包で3万円から5万円の間かな?
バラ売りの単価は倍くらいを覚悟しましょう。我々でもそうです。
特殊な板は10%ほど高いはずですし、取り寄せに時間がかかります。バラ売りもほとんど望み薄です。
板の加工は比較的楽かもしれません。丸ノコでも切れないことは無いです。(割れますからベニヤか何かに挟んで切ることをオススメします)多少曲がって切れても「デザイン」と割り切れば済みますし。
切断面がギザギザなのは見苦しいので、プラカッターのエッジで刃引きして、ヤスリの番手を低いものから高いものへ移して行きます。
最後はバフ掛けですが、素人さんならターボライターで調子を見ながら溶かして行くことも有りでしょう。普通の100円ライターでは無理です。
ただ、アクリルはすぐ発火して溶け出しますから、徐々にやって下さい。ガスもかなり必要です。また火事には十分ご注意を。
足の方はアクリルの丸棒ですね。写真で見ると結構太そうです。直径30mmくらいあるのかな? 一般的な規格は1mものなので、4つに切ればまあサイズとしては適当ですかね。でもここまで太いのはホームセンターではちょっと置いていないかも。
上記の専門商社でもほとんど在庫は置いていないはずなので、こちらは取り寄せになると思います。結構高いですよ。
さて、今まで素人さんがチャレンジされるのに、素材だけでも高くつくのをご理解頂こうとつらつら書いてきました。
あの台1個では終わらない材料を仕入れなければならない。それこそ「うまく出来たらオクで売る」ほどの量です。
加工に至っては 手作業でどうのこうのという以前の問題です。
第一、台を安定させるためには 丸棒をきっちり同じ寸法で、かつ直角に切ることが必須ですが、丸ノコや手切りではチト無理でしょう。
そうそう、プロでもやりたがらないのが丸棒の穴やネジ切り加工です。
単純に穴明けるだけ、ネジ切るだけなら問題ないですが、加工した跡の切削面(穴の内側)を透明に仕上げるのが難しい。それ以前に、鉛直に穴をあけることすら手では無理かと思われます。ボール盤等、専用の道具がなければ不可能です。
ネジを切るタッパーは 回転速度や往路の巻き数等、余程注意しないと丸棒を破壊しかねません。
接着はオススメできないですね。
アクリル専用の接着材(ジアクリレート)でないと綺麗に仕上げるのは難しいですし、一般人には販売できないはず。瞬間接着剤は論外です。接着部分の周辺を白濁させたり、切断面からクラックが走ったりします。
それより、webで加工まで含んで販売しているサイトがあるので、一度ググッて見られては? 切って仕上げて穴あけて、この足だけでも4本で10000円超えるでしょうが、失敗して材料を倍買うより安いかも。
道具は書ききれないので割愛しますが、ボール盤だけでも数万円くらい覚悟しないとダメかな?
もっと詳しい加工内容を記載しているHPがたくさんあるはずなので、参考にされると良いと思いますが、道具があることが前提になってるようなので、まずはそちらから、ということになるかもしれません。
がんばって下さい。
だれでも最初は素人ですから。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 チャレンジしてみます。