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HDDのアドバンスド・フォーマットについて
- HDDのアドバンスド・フォーマットについて調査しました。
- アドバンスド・フォーマットが2TB以上のHDDに対応する主流の技術となる可能性があります。
- ただし、まだ規格の過渡期であり、他のメーカーが乗ってこない可能性もあります。また、アドバンスド・フォーマットに関する表示がないHDDもあります。Vista64bit版以上では、アドバンスド・フォーマットでなくても2TB以上のHDDを使用できる場合があります。
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アドバンストフォーマットは、HDDのセクタサイズを通常512Bのところ4kBにするものです。 WDに限らない話としては、ビッグセクタとも呼ばれるようです。 2TBの壁とは、 MBRでは1パーティションのセクタ数が32bit分と決まっているので、 512*32bitでは2TBが最大となる事です。 いくつか回避方法がすでに出ていますが、 セクタサイズの大容量化はその内の一つと言えるかもしれません。 管理アドレスサイズは有限ですし、大容量化によってアドレスをどんどん増やすのも非効率なので 「1セクタの容量を8倍にすれば、同じ管理アドレス幅で8倍の容量まで使えるジャン」 というのがこの考え方です。 この方法は一件良い話にも思えますが、 HDDのセクタサイズは伝統的に512Bに固定されていたため、 単純に変更するとその前提がくずれ、パフォーマンスの低下や何らかの不都合が生じる恐れがあります。 WindowsOSではVista/7以降では対応しているようです。 この方法が今後どのようになっていくかは分かりませんが、 少なくとも何十年も固定的に使っていた 512Bセクタ は、今後かわっていくでしょう。 それが4KBなのかどうかは分かりませんが、 NTFSのアロケーションユニットサイズが標準で4KB、最大で64KBな事を考えると、 4KBが適切だとは思われます。 そういう意味では、アドバンスドフォーマット(WDの4KBセクタHDD)は 今後使えなくなるという事はないでしょうが、 今後のスタンダードになるとも限らないです。 そして、ご存じの通りWindows Vista/7の64bitでは 2TBの壁の原因の一つであるMBRの置き換えとして開発されたGPTをサポートしています。 (実際には32bitでも対応している) これとEFIを組み合わせることで セクタサイズが512Bのままであっても、2tB以上のパーティションが使え、 かつそこからのブートが可能となります。 このあたりは 2TBの壁 とかのキーワードで調べると色々分かります。 いくつか参考サイトを貼っておきますね。 http://wiki.nothing.sh/page/Over2TB http://ameblo.jp/it-help/entry-10483610179.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B9%E9%87%8F%E3%81%AE%E5%A3%81
お礼
ああ、レスを頂戴できました。大変ありがとうございます。 「2TBの壁」の論理と、「アドバンスド・フォーマットの規格」については、既に存じておりましたが、「この規格が普遍的なものになる可能性」についてと「2TBのHDDのうち、具体的にどの製品がアドバンスド・フォーマットなのか」が、わからなかったのです。 その点では、貴重なご意見及び2番目に貼って頂いたサイトが有益でした。 なるほど、今のところWDくらいなのですね。<このフォーマットの採用 ということは、HDS722020ALA330は、当然のこととして512biteのセクタを採用している「普通のHDD」だということですよね? 2TBのHDDについては、NASに使用したいと考えていますので、そのへんちゃんと対応している製品を選ばないといけませんね。もし、このフォーマットを使用するのであれば。 今後どうなるのかが未知数であることもよくわかりました。 今後の動向に注意が必要ですね。 NASへの搭載は、今のところ、アドバンスド・フォーマットでないHDDを使用しておこうと思います。今後どうなるのかわからない規格を安易に使用すると、標準化されなかった場合のシッペがえしが恐いということは、身に染みてわかっていますので。