英語で「ストリーク」というのは「疾走する」という意味があるそうです。
なんとなく語感から「ストリップ」をイメージすると思いますが、それは間違い。
つまり「走り抜けていく」という意味なんですね。
ま、ほとんどの人の場合は、自らの快感を求めてのことだと理解してますが、裸になるという行為は「カタルシスの放出」につながり、自身の中に抑鬱された感情の解放、という意味合いも持っています。
解放ですから、一糸纏わぬ姿は理想型なんでしょうね。
昔、ストリーキングが流行った時代は「若者文化」というものが急激に拡張し、それと同時に「団塊の世代」と言われている人たちが中心になっておきた「左翼運動」が、形を変えながらも続き、高度経済成長が波に乗り出した頃の、非常に「混迷とした世の中」でした。
様々な社会現象が、これでもか、と押し寄せた時代だったと思います。
日本全体がゆらゆら動きながら、満員電車の客のように、押し合いへし合いしながら苦痛に耐え、会社や学校に向かう人達が生きてきた時代です。
それゆえに「若い情熱」は、突飛な方向に飛び出し、先鋭的になっていきます。
それがセクシャルな方向に向かったのが「ストリーキング」だと思います。
「若さ故」というやつでしょうか?。
だから「英雄視」というよりは「シンボル」なのでしょうね。
「あそこに走ってるのは、俺の気持ちなのかもしれない」という。
気温とは関係ないですよ。
で「なんで今流行らないか」というと「情熱が溜まる前に萎える」からです。
昔と違って、人間の数が少ないですから。
社会も低迷状態であり、進歩の速度は少ないですね。
「草食系男子」には、ストリーキングの要素は無いんですよ。
まあ、女性はどうでしょうか?…そっちは可能性があるかもしれませんが(汗)。
お礼
ご意見を参考にしたいと思います。 ありがとうございました。 今の日本では絶滅しましたが海外では、今でも時々報道されていますね。 あのストリーキングが産出された時代は、日本にも動かしがたい 様々な体制が確立されつつ(た)時代背景への 「抵抗」 ではなかったのかと 今にして考えております。 その時はテレビで、ショッキングな面白い破廉恥な事をする人も居るもんだと言う 認識しかありませんでしたが いまその現象を考えると時代背景が垣間見られるようで 興味ぶかいものがあります。 ありがとうございました。