骨折があるのに何の固定もしてくれないのですか? なにかしてくれてませんか?
もししてくれてないのなら、困りましたね。
でも、まあ、むやみに手術されるのも、もっと困ることにもなりますけど・・。
1)一般に鎖骨の中央部ならば、すでに述べられているように鎖骨ベルトというものがあって、8の字に侍のタスキがけのような・・、胸を反って、鎖骨の短縮を改善し、骨折部固定を目的に装着させる装具があります。たいていは骨折した場合、短縮してますから。
手・腕・肩の動きの際に、同時に鎖骨も動かされます。このベルトで鎖骨骨折部の無用な動きを防止でき、かなり痛みを減らすことができます。手術しないのなら、ズレがあろろうともこの方法で対応できるのが一番でしょう。
最初は痛くて、なかなか反り切れないのですが、2,3日かけてもいいから、徐々にそらせます。(反りすぎると血行障害で手がしびれることありますから、それなら少し緩める)。これが鎖骨・肩甲骨の動きを制限してくれますので、背中をかがめているようなケースでも、意外に簡単にすぐに腕が水平ぐらいあげられるようになります。そうなれば、ズレがあっても不安定性もないと判断して、私個人的には手術治療の施行しない目安にもしてました。もちろんリハビリも短期ですむでしょう。
2)端の骨折ならば、三角巾の後、腕ごと固定することもありますが・・。
呼吸するだけでもひびく骨折ですから、何か固定してもらわないと、通常は耐えられないでしょう・・。よくみてもらってください・・。
中高年だとレントゲンで確認できるほど骨ができるには時間かかりますが(2ヶ月以上?)・・。30歳以下なら6週ぐらいでしょうか?10代前半なら4週でしょうか?
それとも、もうつけてもらえましたか? 徐々に反れるとともに痛みが改善するはずです・・。