いくつか間違えた解答があるのでご注意を。
・注油
ほぼ全てのペダルには滑らかな回転をするようにグリスという
粘度の高い油脂が詰められています。
粘度の低い油脂、いわゆる油を差してしまうと最悪の場合
グリスを溶かしてしまい、ベアリングの破損に繋がります。
注油をしてはいけません。
・ネジ部へのグリスアップ
全てのネジ部には固着とゆるみ止めのために、グリスを塗布してから
取り付けるのが基本中の基本です。
しかし、ペダルの回転部とはまったく別の部分ですので
回転に影響することはありません。
以下は質問への回答ですが、
ベアリングという物の性質上、
無負荷(踏み込んでいない)でくるくる回る
という状態が必ずしも良いとは限りません。
取り付けたばかりで“アタリ”が出ていないということも
あるかもしれませんが、
慣性力の小さい(回転部分が軽い)ペダルの場合
グリスの粘度の方が勝って、いる可能性もあります。
つまり、その状態の方が、本来の用途である
「負荷のかかった状態」での回転性能や耐久性が
高いこともあります。
世界的シェアを誇るシマノのBBも
最高ランクの物でさえ「ネットリ」とした回転をします。
こいだ時に抵抗を感じるような状態でなければ
問題ない(むしろ適切かもしれない)と考えるのが妥当でしょう。