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セーブルと思われるティーカップ(アンティーク)について
セーブルと思われるティーカップ(アンティーク)について お世話になります。 20年以上前に、アンティークショップにて購入したティーカップなのですが 裏印というのでしょうか? カップとお皿の裏面に漢字の「目」のような文字が 青色で書かれてあります。 検索してみたのですがヒットせず、このカップが価値のあるものかどうかわかりません。 購入価格は5万円でした。 セーブルという情報がありますが、本当でしょうか? おわかりになる方がいらっしゃいましたら、教えて下さいませ! よろしくお願い致します。
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こんにちは。 やはり、セーヴルではなくて、ウイーン窯系統のものだったのですね。 >フッチェンロイターの27番が一番近い感じです。 >だとしたら、1718~1844年代のものですね。 フッチェンロイターの開窯は1814年ですので、だとすれば、年代はそれ以降となりましょう。 またその際には、以下の個人のブログにあるような「ウイーン様式」にて認められるようです。 ttp://tw.myblog.yahoo.com/meissen_shop/article?mid=109&prev=225&next=95&l=f&fid=5&sc=1 しかしこれでさえも、たとえば白磁の質感や施された金彩の仕上がりの出来不出来等々、微細な点を入念にチェックしていかないことには判別し得ないはずです。 殊にウイーン窯関連のものは、閉窯した事情もあってか、後続メーカーのものも含めた「模造品」が多く出回っているようです。 ですので、仮に手放すことも想定内であるのなら、質問者様が仰る通りに、やはりネット上にてではなく、現物を直接鑑定に出されるのが信憑性も高くまず間違いないでしょう。 または、お住まいの近隣で、西洋骨董をうたい文句にしている個人オーナーの店を数件廻れば、だいたいの真贋と年式、ならびに《日本での》買い取り相場が比較判断できるかと思われます。 なお、先の回答で挙げた最初のサイトのウイーン窯のマークについても、既にご覧頂きましたでしょうか。 念のため、再度こちらにて挙げておきますね。 ttp://www.antique-marks.com/vienna-porcelain-marks.html いずれにしましても、骨董品はやはり「出逢い」「縁」が肝心ですし、一概には金額査定で推し測れない愛おしさがありますよね。 以上です。
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- mashumaro2
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No.1です。追記致します。 ご紹介した二つ目のサイトにて、フランスのポーセリン・マークを追ってみたのですが、なかなかそれらしきものが見当たりませんでした。 質問者様の方ではいかがでしたでしょうか。 で、ドイツでちょっと調べたところ、おそらくウイーン窯系統のものではないかと思いました。 まず、こちらをご覧頂けますでしょうか(24~27)。 ttp://www.oldandsold.com/pottery/germany17.shtml ※こちらの記述によると、時代とともに印の色味、肉筆感や形状の大小に推移が認められるようですね。 また、アウガルテンはウイーン窯の後継(1864年に閉鎖)でして、こちらのサイトにても青字体のポーセリン・マークをご確認頂けます。 ttp://www.meiwasales.co.jp/augauten-history/history.html ttp://www.meiwasales.co.jp/augauten-history/index.html また別の一例として、先のサイト内のフッチェンロイターでも、漢字の「目」に似たマークを見出しました(27番です)。 いかがでしょうか。 "Hutschendreuther, C.M. (27) Founded 1814. 27 Mark under glaze in blue found on Vienna type ware." ttp://www.oldandsold.com/pottery/germany8.shtml 以上、お急ぎということでざっと調べてみました。 いかんせん私には質問者様の刻印の画像が解りかねますので、質問者様の方で再度ご確認頂ければ光栄です。 まずは一番近しいマークを見出していただいた上で、先の※の記述を照らし合わせれば、自ずと制作年代が判明するかと思われます。 どうかかぎりなく似たマークが見つかりますように、心より願っております。 長々と失礼致しました。
お礼
mashumaro2さま、大変詳しいご回答をありがとうございます! 感謝感激です。 色々拝見しましたが、フッチェンロイターの27番が一番近い感じです。 だとしたら、1718~1844年代のものですね。 さるオークションに出品したら「それは大変高価なものなので、持っておいたらどうか」と アドバイスを下さる方がいて、今現在も手元に置いています。 が、このティーカップの価値があまりわからない(絵やデザインは勿論気に入っていますが) 私が持っているより、価値がわかる方に持っていただいた方がいいのでは?と思うようになりました。 また、ティーカップを飾っている訳でもなく、食器棚の片隅に置いている状態では いつ破損してしまうかとビクビクものです。 もし価値のあるものでしたら、売却をしたいと考えています。 ご紹介のあったクリスティーズに一度連絡を取ってみたいと思います。 どうもありがとうございました!
- mashumaro2
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こんにちは。 セーヴル焼──Royale de Sevresのポーセリン・マークをお知りになりたいということですね。 二つほどサイトを挙げますので、お手数ですがご確認頂けますでしょうか。 「青色で漢字の目のような文字」と仰るマークがどうか見つかりますように…。 ttp://www.antique-marks.com/sevres-marks.html また、こちらのサイトでもご確認なさって頂けます(下の方です)。 ttp://www.oldandsold.com/pottery/france1.shtml 数点のみで恐縮ですが私の方でも確認したところ、両サイトの情報(刻印と年代)が合致しておりましたので、だいたいにおいて間違いないと思われます。 ご購入金額に関しましては、実際のお品物並びに状態を拝見しないことには、何とも申し上げられないところです。申し訳ありません。 代りに、クリスティーズの一例を挙げておきますね。 ttp://www.christies.com/lotfinder/lot_details.aspx?pos=5&intObjectID=5143373&sid= こちらの品物は"BLUE INTERLACED LS MARK ENCLOSING DATE LETTER D FOR 1756/1757"とのこと、ですから上述のサイトのマーク内の文字がDであるのと合致が認められます。 ちなみにこちらの品物の記載は"A VINCENNES OR SEVRES"となっております。 その理由としては、王立窯ヴァンセンヌがパリ近郊の地セーヴルに移転したのが1756年であるからでしょう。 よろしければ色々検索なさってみてはいかがでしょうか。 以上、ご参考になりましたら幸いです。
お礼
再度の投稿、ありがとうございます! ウイーン窯のマークについても、じっくりと拝見しました。 こんなサイトがあるなんて、わくわくしてしまいますね。 1820~1827年のマークが一番近いと思います。 多分、これに違いないのですが、贋作でなければ本当に嬉しいです。 長年我が家にあったカップ&ソーサーですので、愛着はひとしおですが 持つべき持ち主のところへ行った方が、大切にされるのでは?と思います。 少なくとも、食器棚よりは装飾棚へ行くべきですよね(笑) 大切なお時間を私のために割いていただき、感謝いたします。 どうもありがとうございました。