政治信念など抜きに、論理学的にお答えします。
質問者様は 論理の成立を訪ねているのか、前提条件の正当性を訪ねているのか解りかねますが、
No4様への補足を元に、第一に論理の成立、第2に前提の正当性 を優先順位としてお尋ねしていると思い、解説します。
問題は以下の文章を「批判的」に読む事にします。
「女性が戦争に行って捕虜になった場合、
相手国の軍人に陵辱される可能性が非常に高いから
女性は戦地に行かない方がよいという論理」
*批判的に読むとは、論文などを読む際の意味で、主義主張の嫌悪や肯定
否定の意味ではありません。
A「女性が戦争に行って捕虜になった場合
相手国の軍人に陵辱される可能性が非常に高い」
↑が与えられた「事実」だとします。
[[本来はこの部分に引用が無く、この「事実性」の検証はできません。
そのためこの時点で、この論理が成るとする根拠はなくなるので
もし、論理的な討論ならばここに引用が必要です ]]★
Aが事実であると証明できた場合
B:「女性は戦地に行かない方がよい」とすると
AならばBという命題が成り立つか論じる必要があります。
では 「AならばB」 をドモルガンの否定法則により 対偶をとってみます。
「Bでないならば Aではない」
つまり、やや意訳的になりますが、
「女性は戦地に行くべき状況は
捕虜になっても相手国の軍人に陵辱される可能性が非常に低い場合である」
となります。
さてこの場合を考えて、みると前半部の条件集合と、後半部の条件集合のサイズが合っていません。
つまり、論理の飛躍点は
「陵辱される可能性が非常に高いから」→「女性は戦地に行かない方がよい」にあります。
この飛躍を埋めるための、ハシゴの様な物が「前提」と成るわけです。
質問者様の「前提」は★部で述べたように、Aの事実性の補足やそれに対する根拠に近いため、「前提」として機能しておりません。
「男性は女なら誰でもセックスできる」は陵辱の可能性の高さの説明になりますので。
ハシゴ部分の前提を上手く見つければ、上の論理は成り立ちますが。
それが可能かどうかは別の議論です。
「人が死ぬから戦争には行かない方が良い」という命題に近いですね。
楽しいロジックゲームでした。
補足
ありがとうございます。 凄く楽しいです。 「陵辱される可能性が非常に高いから」→「女性は戦地に行かない方がよい」 のハシゴを提供できないなら女性が戦場に行かない方がよいという論理が成り立たないということですね