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モーツァルトの作曲数
お世話になります。 モーツァルトの曲には「K」が付いていて、ケッヒェルさんの目録による・・・というのがわかります。 (実はつい先ほど、ケッヒェルというのは人名だと知りました。今まで何気なくケッヒェル○○番と呼ぶというのは知っていたが・・・) モーツァルト最期の未完の曲、レクイエムは1番最後の番号(?)626番が付いています。 文庫本の後ろに載っているような簡単な目録を見ているのですが、番号が前後していたりしているところも多数あるのです。 (500番台の所に200番台が出てきたり・・・) どのような順番・関係で付けられているのでしょうか? 中間がこのように前後したりしているのにどうして最後のレクイエムは626番と決まったのでしょう? モーツァルトは自分自身では整理はしてなかった様ですが、曲数ぐらいはわかっていたのでしょうか? どなたか、わかりやすく簡単に教えてください。 お願いします。
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当然ながら自分で番号をつけたのでないのではたしてレクイエムが最後とは分かりません。また、このレクイエムにしても完成したわけでなく、あとで加筆され今の演奏形態になったわけです。 ご存知の通り、Kは後にケッヘルという人がモーツアルトの作品を整理してつけた番号で、その当時はモーツアルトの曲とされていた曲でも後に他の作曲者のものであったり、あとでモーツアルトの曲がみつかったりして番号は欠番がでたり付加番号があったりします。番号の前後は単に作曲年数の違いだけで(作曲した年と発表した年とは違います)別にたいした問題ではありません。 昔はドボルザークのあの有名な「新世界交響曲」は第5番として紹介されていました(現在は第9番)。 未だに解決していないのがシューベルトの「未完成交響曲」です。昔は第8番として紹介され、ちょっと前では「第7番」になり、また今では「第8番」で通っています。さらに第9番の「グレート」にいたっては第7番から第9番になり、第8番になったかと思ったらまた「第9番」で通ってます。 学者の発見により作品が見つかることによっていろいろ番号がかわるものもあれば、欠番になったり付加番号になったりすることもあるのです。
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- ng001
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最近クラシック音楽を聴く機会がすっかりなくなって、仕事に振り回される毎日を送っている者です。モーツァルトの名前があったので、うろ覚えですが投稿させていただきます。 おっしゃるようにモーツァルトは自分で作品番号をつけたことはありません。後の時代になってケッヒェルという人が彼の作品を順に整理して、頭に自分の名前の頭文字であるKを付けていったのです。この番号には後になって改訂版があり、同じKでも旧と新とで番号の違う曲があります。 また当時の解釈と今とでは作曲年代に誤認があったりして、作曲された年代順に並べると必ずしもK番号の順番ではなくなっているのが実情です。 昔の人は自分の作品を整理するという習慣がなかったようで、他の作曲家でも似たような例があります。例えばハイドンの場合は「ホボーケン番号」、JSバッハの場合は「BWV(バッハ作品番号)」という番号が付けられていますが、いずれも後世になって整理された番号です。 蛇足ですが: モーツァルトの交響曲の中で40番(K550)はお聞きになったかと思いますが、是非カールベームとブルーノ・ワルターの指揮によるものをお聞きください。既に20年から30年も以前の録音ですが、心をうつすばらしい演奏です。
お礼
どうもありがとうございます。 >この番号には後になって改訂版があり、同じKでも旧と新>とで番号の違う曲があります。 はい、よく見ましたら「第6版」とありました。 >昔の人は自分の作品を整理するという習慣がなかった あとの事は考えずに溢れ出てくる音を整理するのに夢中だったのでしょうね。 >是非カールベームとブルーノ・ワルターの指揮に >よるものをお聞きください。 残念ながら、指揮者を代えて聴き比べ、ということは特にしたことありません (^^ゞ 好きだなぁという曲は多数ですが、「アマデウス」の影響を多大に受けていますが交響曲25番k.183と セレナード10番、k.361が好きです。 お忙しい中、時間を割いてくださり、どうもありがとうございました。
お礼
どうもありがとうございます。 >モーツアルトの曲とされていた曲でも後に他の作曲者の >ものであったり、あとでモーツアルトの曲がみつかったり >して番号は欠番がでたり付加番号があったりします。 そうなんですかぁ。 整理中の皆さんの「せっかくここまで番号が揃ってたのに・・・チッ」という声が聞こえそうです ^_^ >有名な「新世界交響曲」は第5番として紹介されて >いました(現在は第9番)。・・・・・・ 実際にあるんですね。 質問を書くときに、そういう事ってあるのだろうか、無いよね。と特に触れなかったのですが、実際そういうこともあるのですね。 今回は本の後ろの付録のようなもので、主要作品のみとしてあったので、機会があれば(見つけることが出来れば)他の版と見比べてみれば何か発見が出来そうですね。 どうもありがとうございました。