「ボール紙の専門家ってなんだ?」とゆぅ感じですが、クルマの設計屋でして、一応繊維強化樹脂を使っているとゆぅ事で。(レーシングカーは、GFRPやCFRPのカタマリです)。
概ね回答されている様ですので、補足です。
FRP(=Fiber Reinforced Plastic=繊維強化樹脂は、名前の通り繊維と樹脂なら何でもFRPです。代表的なモノはガラス繊維を使うGRRPと炭素繊維を使うCFRPです)に使われる樹脂(マトリックスと言います)には、エポキシとポリエステルがあります。
どちらにしても通常は2液型(ベースの樹脂に硬化剤を混ぜるタイプ)が使われます。これは、自己発熱して勝手に硬化するモノです。
エポキシでもポリエステルでも、ボール紙を補強する程度では強度等の差がありませんが、大量に購入するとポリエステルの方が安いかも知れません。
硬化剤は説明書通りに混ぜれば問題ありませんが(恐らく、通常は樹脂200~250に対して硬化剤1程度でしょう)、硬化剤を入れ過ぎると発火する事がありますので注意が必要です(樹脂の自己発熱による発火は消火出来ないのでとてもキケンです)。
さて、実際の器具ですが、樹脂と硬化剤の混合(料理用の台秤を使って、重量比混合でOKです)は、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の洗面器で混ぜるのがヨイです。残った樹脂が勝手に硬化し、最後にポコッと取り外せます。
筆などの器具はシンナーよりアセトンで洗浄するのがイチバンです。アセトンは薬局で注文しておくと入手出来ますが、購入時に免許証などの身分証明書の提示と、使途を聞かれるかもしれません(堂々と「FRPの器具の洗浄に使います」と申告されれば問題ありません)。
FRP関連の材料はホームセンタ等で購入可能ですが、ここで一つ。
わざわざFRPのマトリックス用の樹脂を入手しなくても、例えば、2液のエポキシ接着剤をアセトン等で薄め、ボール紙に塗っても補強は可能だと思います。
水がパラパラしかかからないなら、アラビックヤマトのり(水溶性ですがPVALとゆぅリッパな樹脂です)を水て薄めて・・・・などもソコソコいけそぅです。
ボール紙に何かを塗って補強する場合、要するにマトリックスを用意してやればよいワケで、その為に適当に浸透する液体で固まるとソコソコの硬さになる物体なら、何でも使えます。
かつて昭和天皇が御料車としてお使いになられていた、ヒトラーから送られたベンツのボディは、竹の骨組みに漆をマトリックスとして麻布を貼り込んだモノでした。これなども、純天然素材の立派なFRPです。
お礼
大変よくわかりました お二人の御教授を参考にがんばってみます 有難うございました