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前方定位型ヘッドホンのノウハウを望んでいる場所
- 耳介が音を聴く前提で試作された前方定位型ヘッドホンの音場は想像以上の奥行きを持ち、スピーカを超えた別次元の空間を作り出せる。
- 前方定位型ヘッドホンの実験により、耳の能力の別の側面を知ることができた。
- 製品化を急いでいる体制を持つメーカーや研究所に前方定位型ヘッドホンの技術とノウハウを求めている。
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質問者が選んだベストアンサー
私も回答ではありませんが、するべきことをいくつか・・ (1)既存の技術との重複の確認 前回の質問を拝見しました。こうした場で質問なさるということは、既存の工夫について良く調べていないのではと、危惧いたします。 ヘッドフォンでの頭内定位の解消は非常に古い研究テーマで、私の知る限りでも1961年にアメリカC.B.S研究所の研究発表から50年近い歴史があります。また位相改善まで領域を広げればさらに多くの研究があるでしょう。前回の質問の回答以外にも様々な研究があります。これらについて調べずに企業や研究所に持ち込むのは問題でしょう。 一例として1991年頃雑誌に載ったソニーの位相改善の手法の概念図を添付します。 (2)複数の被験者での実験 耳の形状は非常に個人差があります。あなたが十分な改善効果があると感じたものがすべての人に感じられるということは考えられません。しかし複数の方に試して過半数の方が改善を感じられれば、有効な技術といえるのではないでしょうか? (3)複数のソースでの実験 専用に調整されたソフトウェアで十分な効果があるだけでは、商品としての魅力に問題があります。あなたは違和感を感じたようですが、バイノーラル録音のソフトは多くの方が、定位の改善を感じたものですが、絶対数が普及しませんでした。 現在の音楽製作はマルチトラックで複雑に音を作っているものが多く、すべてで効果があることは望めないでしょうが、あなたが実験に使った音源以外に、多くの音楽で試す必要があるのではと思います。またいろいろな音源を試すことで、ソフトの側での改善ポイントもまとめられるのではないでしょうか?
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- shokker02
- ベストアンサー率45% (204/446)
> どこが最もそのノウハウを望んでいるでしょうか? の回答ではありませんが (どちらかというと前質問の回答) こういう技術なら既にありますが。 http://www.sony.co.jp/Products/vpt/index.html (前質問の回答としては出てませんでしたが。) また、こういう製品もあります。 http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200109/01-0920C/ 前出の技術とはまた別の技術みたいです。
お礼
回答、ありがとうございます。 サラウンドで広い音場を経験できることは知っていますが、私の実験結果では電気信号をいくらいじくっても前方定位に付いては耳は決してだまされず定位は頭の中で動き回っているだけで前方に音源があるような気がする程度だと考えています。 危険を察知するためでしょうが耳のこの機能は厳重に守り固められているようです。 前方定位には音そのものの物理的な特性が深く関っています。 2つの耳は周波数と位相、方向とある範囲での距離を脳に伝達して、まるで複数の電波望遠鏡のコンピュータによる解析を頭脳が行っているかのようです。
- digitalian
- ベストアンサー率29% (323/1104)
NHK BOSE SONY ONKYO YAMAHA Pioneer 日本ビクター (株)ダイマジック 浜田晴夫(東京電機大学情報環境学部教授)
お礼
回答ありがとうございます。 プライドの高いこれらの大企業が外部の個人の発明を喜ん取り入れるとは考えられませんし、ヘッドホン1機種の利益を考えれば取るに足りない物と見なされるでしょう。 他の企業に乗り込んでみましたが前方定位ヘッドホンが何を意味するかも理解していない状態であり、誰がこれを買ってくれるのか疑問であるとしてほとんど興味を示しませんでした。 現在の企業は即利益になること意外はチャレンジする余力も能力も無いようです。 その後、さらに改良を加えて音質面でも充分な性能を発揮できる見込みがあることを確信しました。 今に時代背景ですから、自力で製品化を目指してネット販売の方向に切り替える方針です。
お礼
有益な助言に感謝しています。 以前所属していた会社で製品開発部門で特許を取得して国内で膨大な数量生産された商品の一部として出回っていた経験もあり既存の技術との重複は最も恐れる部分です。 また、おっしゃる通り全てのソースで音場の広がりが確認できる訳ではありません。 モノラル録音やマイクを口元で録音したソースでは元のデータに音場の情報が入っていないために当然効果は感じ難くなります。 それでもヘッドホンの特性として前方定位の中央が得られます。 私の目的は頭内定位の改善ではなくて耳がどのように前方定位を認識しているかをさまざまな条件で自分の耳で聞いて調べながら音の物理特性を想定しながら前方定位に何が必要か最終的に得た結論です。 幸い、私は物理学を専攻し電気回路とオーディオに古くから関心を持っていましたし、PA関係にも従事しミキサー操作もかなり経験しましたので周波数と音の関係、タイムディレイが及ぼす影響も感覚的につかめるようになりました。 実際にこのヘッドホンを聞いた後にインナーイヤー型のヘッドホンを聞くとその単調な頭内の直線的な音場は情けなくなります。 バイノーラル録音は重要なデータが音として聞き取れないために頭の中で音場が動き回っているだけです。 今回、試作したヘッドホンでは前方の空間に定位が得られるような物理特性を音に持たせた点にあり実際に聞いて目の前に大きく広がる音場空間を確認したもので、理論的に説明すれば専門家であればすぐに納得して頂けるものです。 特徴は比較的簡単にこの特性を音に持たせた手法にあり既存の技術との重複の可能性は非常に少ないと考えますので将来公開されるであろう特許の内容をお待ちください。