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小さな防音室内での録音
ヤマハの防音室アビテックス(0.8畳)にて TASCAM DR-1の内蔵マイクを使い 50センチほど離れたところでサックスを録音しています。 その際、録音したものを後で聞いてみると 全くといっていいほど響きがない(?)というか イメージするサックスの音と少しかけ離れているような気がするのです。 市販のCD等とは違うのは当然だというのは理解できますし 自分の演奏の腕が悪いせい(これは確実…)、また ポータブルレコーダーということもあるのでしょうが もしかすると環境的な条件もあるのではないかと思い 投稿させて頂きました。 小さな防音室内でのポータブルレコーダーによる録音は 実際の音質と比べて大きな差が出てくるものでしょうか? また、セッティングなど追加費用が出来るだけ低い方法で 録音の質を少しでもよくすることは出来るでしょうか? よろしくお願いします。
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素人PA屋で、宅録や現場録音もいろいろやっている者ですが・・・ 基本的には、No.1の方のアドバイスが当を得ていると思いますが、No.1でも言われているとおり、アビテックスは「室内→室外への音を遮断する『遮音』」に特化した設備ですので、内部の吸音については「遮音のついで・・・」程度です。 基本的には高域の嫌な反射は「遮音のために必要な吸音防音」の範囲でそこそこですが、中低域についてはそんなにきっちりした吸音構造にはなっていません。 でも、それは0.8畳タイプでは仕方がないところで、本当に中低域の吸音もキチンと確保しようとしたら、ある程度の内容積・・・室内空間が必要なので、狭い空間で遮音優先では限界があります。 なので、まぁこれは録音機器の特性と細かい部分のセッティングにもよるのですが、今の録り方だと「CDなら聞こえる、サックスらしいきらびやかな響きがまるで無く、なんかボーっとしたような、人声に例えれば(強いて言えばですが)『鼻の詰まったような』感じのする音」になってんじゃないかと思いますが、どうでしょう? 実際、私も友人に管楽器吹きは何人か居てて、そういう小型防音室での録音を手伝いに行くことが有るんですが、そういう時の基本は ・小型のコンタクトマイクを使って、なるべく至近距離からむしろ高域も中低域も「響かない素音」を録る。 ・至近距離で録ると、大抵は中域~中低域が妙に強調された音になりがち(楽器にもよるけど木管系はそうなることが多い)ので、録音時か録音後にイコライザでキツイ帯域を下げて調整。 ・最後に「きらびやか感」が出るように高域を少し強調して、リバーブを薄く掛ける。 って感じでやりますね。 問題は、あんまりマイクを至近距離で構えると、操作音やブレス音がしゃれにならないくらい大きくマイクに入ってしまう(ここは、演奏者の技量に負うところも大きい)ので、そこんとこをどう防ぐかが毎回の悩みどころになります。 (こればっかりは、定型的な対策が無いので、毎回その場で工夫が必要) 機材面では、DR-1の内蔵ステレオマイクは軸線角100度くらいでマイク自体の指向性も広めですから、50センチの距離では楽器からの直接音より壁面からの(中低域の)反射音を多めに拾ってしまう事と思います。そのために、「詰まった」ような「籠もった」ようなおとになりがちです。 (基本的には、ある程度広い空間の有る場所で、音源から数メートル離して録るのを想定した仕様で、至近距離には弱いと言える) 私だったら、ある程度指向性の鋭い外部マイクを設えて、DR-1に繋いで録音するところですが、DR-1のマイク入力は業務仕様のこういうケースに使い勝手の良いマイクには対応していないので、マイク→マイクプリアンプ→DR-1のLINE入力・・・として録るかもしれません。 でもこの方法は若干の費用もかかりますから、もう一つの手としては、DR-1の2つあるマイクのうち片一方だけを使うというつもりで、DR-1を思いっきり斜めに構えて、1つのマイクの正面で楽器音を録るようにする・・・のを試してみるかなというところ。 どっちにしても、音質の修正とリバーブ付与は必要で、これは一度録音した音源ファイルをPCに移して、ソフトウェアでやるのが費用的にも堅いですね。 ソフトは、No.1の方ご推薦のソフトを私も結構愛用しており、お勧めです。
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- hiro2026
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私もアビテックス(0.8畳)を愛用しています。音場パネル(板のようなもの)を何枚か取り外すと変わってくると思います。既に試していたらすみません。
お礼
回答ありがとうございます。 音場パネルを外す… 試してはいませんが 多少は効果があるかもしれませんね。 でも、外すと防音性能が落ちるかもしれないと思うと なんだか試せません…
それだけ狭い空間で防音なわけですから、徹底的に吸音しているわけで、結果としてほとんど無響室と同じことになっているんじゃないですか?なので、響かないのは仕方ないことだと思いますよ。もともとその防音ブースって、狭い場所で心置きなく音量が出すためのもので、録音の音質のことまでは考慮していないというか、考慮できないでしょう。後からソフトでリバーブをかけて残響を追加するとか、そういう逃げ道を考えた方が手っ取り早いかも知れませんね。 と言うことで、リバーブが使えるフリーのサウンドエディタ(定番) http://www.cycleof5th.com/products/soundengine/
お礼
回答ありがとうございます。 私は無響室なるものは体験したことはありませんが なんとなくこんな感じだろうというのは分かります。 ご紹介のソフトは、当方の環境がMacなため使えませんが 幸いSoundIt!を所有しておりますので それで何とかしてみようかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ご回答の中で、出来そうなところから試してみようと思います。 ちなみにコンタクトマイクは、 余裕が出来たら買おうかと考えていました。 現状だと楽器の構えなどに制限が出てしまっているので…