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離人症について
申し訳御座いません。長文になります。 29才、男です。 一昨々年末頃に仕事のストレス、過労より 精神的に調子が悪くなり、精神科医に駆け込んだところ うつ病と診断されました。 その後何ヶ月か休職したのですが、薬の効果も実感出来ず、 自分はなんちゃってうつ病なんだと自分自身で判断し、 通院を止めました。 ストレスを感じない状況であれば抑うつ状態は必ず軽くなる と考え、会社を退職、長期の海外旅行に出ました。 それが昨年の6月頃です。 ちなみに今もまだ海外にいるのですが、 考えていたとおり、旅行をしている間は 精神状態は概ね良好。重い抑うつ状態、希死念慮も出ずに済んでいます。 しかしながら、今日の朝、起きると現実がやけに遠くに感じられ、 「自分はやはり気が狂っているのではないか?」という考えから動けなく なってしまいました。 ネットでこの症状について調べると、離人症という言葉に行き当たりました。 海外にいると全てが非現実的ですので、現実感が喪失するのは正常かとも考えましたが、 この感覚は日本にいる時も感じていましたので、離人症のヶがあるのは間違いないと思います。 そろそろ社会復帰をしなければならないと考えているのですが、 この離人症が悪化した場合を考えると、不安で仕方ありません。 悪化させない手立てなどありましたら、どなたかアドバイス頂けないでしょうか? 長文失礼致しました。
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- covanonki
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再投稿です。 >「現実が映像に見える」「現実と自分との間に薄い膜がかかってい るように感じる」 そのことを、「虚無感」と表現する方が多いんですよ^^ まるで自分が自分じゃないような感覚、と。 人と会うのがまだ怖い、ということは、本質的にまだあなたがうつ症 状から回復しているわけではないということだ思うのです。 そこで、ご提案なのですが、電話相談機関を通じてまずは社会復帰の 練習をされてみてはいかがでしょう。 いのちの電話や自殺防止センターのように、いわゆる電話相談機関の 中には、「聞きっぱなし」にしてくれる相談機関がいくつもあります。 もちろん、相談員のスキルもあるので、稀に傷つけられてしまうこと もあるのですが、顔を見ず、匿名の関係で話ができる(お互いの関係 に責任を持つ必要がない)分、現実世界よりは幾分話しやすいと思い ます。 本来であれば、貴方がお医者さんの治療を貴方の勝手な判断でやめて しまった、ということも、あまりよい方法ではないのです。 体にあっていない薬でも、処方を急にやめてしまうと、却って体に悪 い影響(深刻な影響)が出ることがあるようです。 ですが、精神科や心療内科の医者だからといって、必ずしも患者さん に会った治療方法を行うとは限りません。薬漬けにし、薬で病人を作 り上げてしまう医師も少なくはないようです。 ですから、最初の投稿ではそのことを否定することはしませんでし た。しかし、あなたが内面に深刻な問題を抱えているのだとすれば、 やはり医師の診療も必要だと思われます。 現状としてどこまで回復しているのか。本当に社会復帰できる状態に あるのか。それはやはりそういった専門の方でなければ分からない側 面もあると思いますから。 同時に相談機関へ電話してみたり、貴方を(人間として)受け入れて くれそうなグループを探して所属し、他者と関わりあいになることで、 「自分がそこにいてもいいんだ」という感覚を手に入れることがある かと思います。そのとき、初めて「社会復帰」できる素地が貴方の中 にできるんだと思うのです。 なにより、無理をなされないこと。つらいと思ったら一歩引ける状態 を常にご自身の中にもたれていることが大切だと思いますよ。
- covanonki
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専門家ではないのですが、ご容赦ください。 恐らく、あなたの症状は「離人症」とは別物だと思います。 離人症は、「解離性人格障害」の一種です。 「解離性人格障害」とは、いわゆる二重人格のことです。 特に幼い頃、DVに代表されるような自分の人格を封印してしまわな ければならないような体験をした方が、それ以上自分自身の精神を傷 つけてしまわないようにもう1つの人格が出てきます。 当人は別人格である間の記憶がないケースが多いようですから、別人 格であったことに気づくのは、別人格であった間に出会った人の話の 内容から判断するようです。 一方で、「離人症」。これは、どちらかというと「幽体離脱」に近い 体験です。いわゆるドッペルゲンガーの一種ともされており、脳の機 能に何らかの障害を受けている可能性あるようです。 まるで、自分自身の行動を、他者が外から見ているかのように認識す ることができ、解離性とは違って、その間の人格は元の人格のままで すから、判断能力や認識能力は正常なままです。 翻って、あなたの状況を見てみると、この離人症とはまた別の症状で あるように思います。貴方が感じている現実から離れた「虚無感」は うつ病、もしくはうつ状態の症状の一種だと思われます。 貴方にその感覚があるのは、「人に会っていないから」です。 ストレスを感じないこともまたストレスとなるのです。 重いうつの状態から解放され、人と出会うことが可能であるのなら ば、社会復帰をする前に、日本に戻って誰かと会うことをお勧めしま す。 できれば、社会活動などに参加し、日本にあなた自身が存在する意義 を取り戻してから社会へは復帰すべきだと思います。 また、仮に会社組織へ復帰したとしても、1つの共同体にのみ所属し ようとせず、信頼できる複数の団体に在籍して、貴方の価値観が揺れ 動くことのないよう、注意を払うべきだと思います。 1つの組織にのみ所属し、そこが自分自身の価値観と異なる団体で あった場合、善悪に対する正常な判断ができなくなり、たとえ正しい ことを行っていたとしても、あたかも自分自身が間違ったことをして いるのではないか、と疑心暗鬼になり、自分を信じることができなく なってしまします。 これを防ぐために、なるべく様々な視点をもてるよう、複数の組織に 所属し、価値観を比較して判断することができる位置に自分自身を置 いておくことが何よりも大切だと思います。 また、病院に関しても、1つの病院で効果が実感できない場合は、な るべく複数の病院を受診する(セカンドオピニオン)ようにし、貴方 に会った処方をしてくださるお医者さんを探すべきだと思います。 こころの病は深刻であればあるほど、専門家の診療を受けず、自身で 勝手に病名をつけて判断してしまうことは危険です。 まあ、無理に病院へ行く必要もないかもしれませんが、どうぞ、ご無 理はなさらぬよう・・・。
お礼
covanonki様 非常に丁寧なご回答、誠に有難う御座います。 >「解離性人格障害」とは、いわゆる二重人格のことです。 確かに現在のところ、別の人格は御座いません。 現実(自己の外)に対する認識がおかしいと感じるだけで、 自己に対する認識は正常に出来ています。 >どちらかというと「幽体離脱」に近い 「自己から抜け出る」という感覚も現在御座いません。 ただ、「現実が映像に見える」「現実と自分との間に薄い膜がかかっている ように感じる」など、言葉では非常に言い表しづらいのですが、 そのように感じられます。 >現実から離れた「虚無感」は 確かに無気力ではあります。 >貴方にその感覚があるのは、「人に会っていないから」です。 これはかなり図星です。旅行先の地元の人々や他の旅行者と話をする機会も 御座いますが、ほぼ全てにおいて一回限りの関係性です。 関係に責任を持たなくていいんですね。 これは本質的には「人に会っていない」と思います。 >日本に戻って誰かと会うことをお勧めします。 かなり難しく感じます。。。 今こうやって、重い希死念慮も出ず、楽になれたのも、 日本で「社会的な死」を選んだからだと思ってます。 社会的に死んだからこそ、生物的に死なずに済んだんです。 やはりまだ人と会うのは怖いです。 >信頼できる複数の団体に在籍して なぜ私の事がそんなに分かるのか、covanonki様の 人物を見抜く能力に感服です。 ご指摘のとおり、私には様々な視点を持つ能力がありません。 精神的に良くないことだと思っているんですが、物事を柔軟に考えられないです。 複数の団体ですか。。。前向きに考えたいと思います。 非常に有益なご助言を頂けて、感謝のしようが御座いません。 誠に有難う御座いました。