10年来漢方と向精神薬の統合医療を受けているものです。
保険は効きます。
自立支援法での1割負担等の制度ももちろん使えます。
#事業仕分けの漢方外しの動きには真面目に戦慄が走りました
ただし、柴胡加竜骨牡蛎湯が本当にあっているのかどうか、
きちんと修行を積んだ医師に見てもらうのが絶対条件です。
弱っている場合は桂枝加竜骨牡蛎湯、半夏厚朴湯なども考えられ得ます。
実は読書や聞きかじり、東洋医学会での聴講程度で、
その人の「証」を考えずに処方する西洋系医師が実に多い。
そういう西洋医が体が弱っている人に葛根湯を思慮なく与えると、
悪化は免れないでしょう。
ふつうは桂麻各半湯や桂姜棗草黄辛附湯(桂枝湯と麻黄附子細辛湯から
芍薬を除いたもの。エキス剤では芍薬がはいってしまってもこの2つを
用います)あたり、すなわち桂枝湯ベースになると思います。
診察も
・望診:入室からの患者の様子をみる。顔色、歩くかんじ、その他
・問診:具体的な症状
・腹診:腹を押して気持ち悪い、痛い、張りなどを調べる
・舌診:舌を見て張りや苔を見る
・切診:脈を独特な方法で見る
をきちんと行うところでないと、私は信用しません。
東洋医学会専門医、指導医認定であって、
きちんと師匠について修行をした医師が非常に望まれます。