>かつては理工系に女子が入学するのは大変勇気のいることだったと思います。
>今はその障壁がなくなっているのでしょうか。
失礼になるかもしれませんが、質問者さまはかなり大都市圏から遠い地方の高校のご出身でしょうか?
私は、40代の理工系の大学教員で女性ですが、私が大学に進学した二十数年前でも、特に、理工系に女性が入学するのに勇気が必要だったということはありません。私は、地方の共学の公立高校の出身ですが、当時の同級生で私と同じ国立理系志望クラス(高校のクラスは、進学希望別に、国立文系、国立理系、私立文系、私立理系に分かれていましたが、特別な進学校だったわけではないです)だった女子は、大抵、理工系の大学に進学しましたし、一浪した人も何人かいました。周りの女子高や私立高校の女性の友人でも、理工系の大学に進学した人はたくさんいましたから、二十数年前の地方でも、理工系に進学する女子が特別な存在だったということはなかったと思います。
ですので、質問者さまのいう「かつて」がどれくらい前のことはわかりませんが、少なくとも、二十年よりもっと前のことでしょう。
ただ、私が、大学院に進学するときには、指導教官から「女子で理工系の博士課程に進学すると、結婚が遅れる可能性がありますよ」と少し心配されたことはあります。その心配は杞憂でしたが。
情報系や薬学系はもともと女子が多い分野ですから、他の回答者がお答えになっているように、女子が半数近く(半数以上)を占めている大学も少なくありません。
理工系に女子が増えているように感じられるのは、女子の進学率が年々上がってきていて、昔であれば、親のすすめで地元の短大に行っていたような人も、自分の希望に合った4年生大学に進学することが多くなり、どの学部学科でも(もともと女子が多いところは別として)、女子の割合が増える傾向にあるからでしょう。それこそ、昔は、勉強ができるできないとは関係なく、「女性はいずれ結婚して家庭に入るのだから、高等教育は必要ない」と考える親も多く、自分の希望とは関係なく、大学に進学しない(させてもらえない)女子もいたでしょうから。
>理工系は「男子校にせよ」といった論調があったと聞いていて。
いつの時代の話でしょうか。そんな話は聞いたことがありませんが。
今は、むしろ、理工系は、女子学生、女性研究者をもっと増やしていこうという論調が主流だと思います。
お礼
経済系の学部ですか。 それはわかりませんでした。 案外女子がいるなーと思っていたのですが。 何とか理工系女子を増やしたいと思っています。