一般に「販売チャンネル」と呼んでいますね。
ホンダは「ホンダカーズ」の1チャンネルに統一されましたが、トヨタは「ネッツ」「カローラ」「トヨペット」「トヨタ」の4チャンネル、ニッサンは「ブルーステージ」「レッドステージ」の2チャンネル、マツダでは「マツダ」「マツダアンフィニ」「マツダオートザム」の3チャンネルなどメーカーにより販売チャンネルの構成が違います。
ホンダは「ベルノ」「クリオ」「プリモ」の3チャンネルが1つに統合されたため、同じ看板を揚げていても別の会社かもしれません。同様にニッサンの場合「ブルーステージ」は旧「ニッサン店」と「モーター店」が、「レッドステージ」は旧「サティオ店」「プリンス店」が統合されています(更にプリンス店は元々の「プリンス店」と「チェリー店」が統合されている)。
トヨタの「ネッツ店」も旧「トヨタオート店(こっちが本流か?)」と「ビスタ店」が統合されています。
マツダも、バブル期の”気の迷い”の5チャンネル体勢構想が転けた(と言ったら失礼かな?)結果、現在の3チャンネルで落ち着いていますね。
また、ごく一部の直営店を除いてディーラーはメーカーとは別の会社(たいていはメーカーも出資していますが、メインは地元資本です)で、メーカーから商品供給を受け販売する契約になっています。
ごく稀に、倒産しかかった地域ディーラーを立て直すため、メーカーが一時的に直営化することもありますが・・・
ホンダも昔々「SF」という看板を掲げていた工場を持っていたようなディーラーならホンダ直営の可能性もありますが、ほとんどは地元の会社でしょう(特に、ホンダやスズキなどはディーラーの看板を上げていても、実態は”街のモータース”なんてお店も残っているようです)。
ディーラー(販売店)のホームページの「会社概要」で本店(本社)所在地や社長の名前を見てみると、同じ社長が複数の販売チャンネルを運営していたりします。
ということで、「メーカーのディーラー」を厳密解釈すると「そんな店、ほとんど存在しない」ということに・・・