参考URLに実際のアンケートおよび結果の詳細データがあります。
この調査での質問事項は「結婚は個人の自由であるから,結婚しても
しなくてもどちらでもよい」でした。
これに対し
ア)賛成、イ)どちらかといえば賛成、ウ)どちらかといえば反対、
エ)反対、オ)分からない の5つの回答が用意されていました。
結婚は義務ではないですから「世の中全ての人が結婚する必要はない」と
答える人はそれなりにいるのが普通ではないですか?
でも、もし質問が「自分はずっと結婚せず生きていく」だったとしたら
得られた回答の比率はずいぶん変わるのではないでしょうか?
そうでなかったら昨今の婚活ブームの説明がつきません。
またデータからは逆の見方もできます。
元の質問に反対と回答したのは未婚の人で男女とも1.5%程度ですが
配偶者のいる人は男性で15%くらい、女性でも10%います。
配偶者がいたけど離別した人のカテゴリでは男性の15%、女性の17.7%が
反対と回答しています。
つまり実際に経験している人が結婚した方がいいと考えており、
結婚にはそれだけの価値がある。
またそれは配偶者を失った人の方が結婚すべきと考えている人が
多いという結果からも説の補強になっている、という考え方もできます。
こういうアンケートは、その問いかけの仕方、データ集計方法、および
それを伝える人の取り上げ方次第でいくらでもイメージ操作が可能です。
集計元の一次データを自分自身で確認し、報道内容に偏向が掛かって
いないか、また世間の評価と違う見方ができないか自分で考えるクセを
つけましょう。
補足
婚活してる人間って結婚したいけど相手もみつからない 金まで出して結婚相談所などにいく人でしょ。 考えられないわ