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X線の影響
昨日生理予定日になっても始まらなかったので、妊娠検査薬を使ってみました。 うっすら陽性反応。どうやら2人目を妊娠しているようです。 ちょっと気になったのが、前回の生理開始日から20日目に3才の息子の胸部X線検査をするため、付き添ったんです。(息子の正面に立っていた)一応プロテクターを着用していましたが、どこまで影響があるのか、それともそこまで気にすることはないのかちょっと不安です。 今週末に産婦人科へ行く予定にしています。そのときも相談してみるつもりですが、取り急ぎお尋ねしました。アドバイスお願いします。 付き添う際に、看護婦さんから「妊娠していませんか?」と聞かれていましたが、 まさか今回妊娠できていとは思っていなかったので、気にしていませんでした。 これが不安の原因となるとは・・・。 いまさら騒いでもどうしようもないとはわかってます。
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私は決してこの分野の専門医ではありませんが、気になる事項でしたので、以前私自身のHPでこの話題を紹介したことがあります。以下、私のHPの「今月の問題(99年9月11日)より関連事項を抜粋いたします。 この種の質問に対しては、「絶対大丈夫」と太鼓判をおせる医師は少ないだろうと思いますが、下記医学雑誌の記事を読む限り、基本的には心配ないだろうと思われます。 質問 妊娠初期に胸部レントゲン撮影を行った場合の、胎児への影響、妊娠週数に応じた注意事項があれば、ご教示ください。また、万が一、妊娠中と気づかずに胃透視・注腸検査などを行った場合、胎児への影響はいかがなものか? (国立市、内科医) 回答 (広島大学原爆放射能医学研究所・教授 鎌田七男) 胎児に対する放射線影響は、影響が発生するに足る最少の線量、すなわち、閾値線量を越えて被曝しないと影響は発生しないと考えられております。その閾値線量は胚死亡として影響の出てくる着床前期(受精~9日、最終月経日より2~3週)でl00mGy、奇形発生の見られる器官形成期(受精後2~8週、最終月経日より4~10週)で100mGy、精神発達遅滞のみられる受精後8~15週、最終月経10~17週でl20mGy、発育遅滞のみられるそれ以後の胎児期でl00mGyとされています。 それでは、実際にX線検査の際に、患者ないし胎児の受ける線量(妊娠と気付かずに放射線診断を受けた場合)はどれ位かを国際放射線防護委員会(ICRP)およびはNRPB(イギリス放射線防護庁)の資料(草間朋子ら:放射線健康科学、杏林書院、l6l頁、l995年)からみると、表(省略)のようにまとめることができます。 ご質問に対する回答ですが、胸部レントゲンに関しては、胎児への被曝線量は0.01mGy以下ですし、腹部に防具をつけておれば、さらに、この数値以下と考えられます。前述した胎児影響の閾値l00mGyと比べますと、想定される被曝線量はこれの一万分の一以下となり、胎児への影響は妊娠週数と関係なく全く考えられません。 次に、妊娠中とは気付かずに胃透視・注腸透視の検査を行った場合ですが、被曝線量推定は透視時間や写真撮影枚数によって大きく異なります。通常の胃透視は10mGy以下で診断されており、問題とはならないと思われます。癌などの疑いのため長時間にわたり透視が行われ、また、それが最終月経より10~17週である場合は、細かい検討が必要になります。しかし、仮に普通の人の検査時間の3倍時間をかけたとしても、表からも明らかなように、胎児の被曝線量は数10mGyとなり、胎児への影響とされる閾値l00mGyより低い値となります。しかし、妊娠に気付かずに注腸検査が何回も行われた場合は、より詳しい被曝線量の推定を行い、閾値以下であることを確認することが大切です。 (参考文献:平成11年 NO.482、CLINICIAN P654~656) 参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。早速見てきました。 少しホッとしました。 不安というストレスのほうが良くないようなので、 気持ちを変えて見ます。