Q.収入保障型の方が良いのでしょうか?
A.ケースバイケースです。
ライフプランニングをするとき、たとえば借家に住んでいて毎月家賃に10万円かかっているとします。
妻が40歳のときに夫が亡くなって、子どもの学校の都合などで実家に戻れなければ住む家をどうするか考えなければなりません。
40歳の女性の平均余命は47年ですから、今後家賃として必要なのは10万円×12ヶ月×47年=5640万円。
収入保障型の保険しか入っていなければ、これだけの家賃を保険金から支払うことになります。
でも3000万円の定期保険があれば、住宅を購入することもできます。
何事もなく無事に住宅を購入して団信を契約すれば、その時点で3000万円の定期保険を見直せばいいわけです。
また収入保障型の保険の最大の弱点は、物価の上昇に対応しづらいこと。
数十年後も家賃が10万円であるとは限りませんし、食費・光熱費などの基本的な生活費、子どもの教育費など、いま想定したよりもあがっている可能性は大いにあります。
そのリスクを回避するため収入保障型の保険を最初から多めに見積もるか、そうでなければ定期保険や終身保険をうまく組み合わせてときどき見直していけばいいのです。
収入保障型の保険は更新もなく保険料が上がらないのがメリットですが、だからといって見直しをしなければ保障に過不足が出てくることもあります。
あと細かいことですが、一括で受け取る保険金は相続税、毎月受け取れば所得税。相続税は控除額が大きいのであまり心配することはありませんが、収入保障型の保険の場合は所得税を払わなければいけないことも考慮しなければなりません。
質問の3社がどのような基準でいいと思われているのか分かりませんが、数十円、数百円の保険料を比べることよりも、きちんとしたライフプランニングをすることのほうが重要です。
そのためには納得いくまで相談に乗ってくれる担当者を見つけること。
自分にあった担当者がどこの保険会社にいるかは分かりません。
お礼
ありがとうございます。 団信契約というものがあるんですね! さっそく調べて勉強になりました。 今は賃貸で、今後住宅を買うかは検討中です。 また所得税等知りませんでした。 収入型もいい面もありますが、よく考えなければいけませんね。