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のだめカンタービレの演奏について疑問
- 私はピアノを下手の横好きで習っているが、のだめカンタービレを見ていて疑問がわく。
- のだめの演奏について、千秋やハリセンが「なんて適当な演奏なんだ!」と言う場面があるが、私にはひどい演奏も上手い演奏も同じように聞こえる。
- ピアノの上手い、下手の区別がつかないが、楽譜通り弾くのが大変だからだ。
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はじめまして。 私は管楽器奏者で、鍵盤楽器は素人ですし、ドラマも放送当時に見た程度ですので参考程度にどうぞ。 基本的に楽譜上には音符以外にも、たくさんの演奏記号がありますよね。 一般的なものですと、強弱ですとcresc.(<)やdim.(>)、 曲想ですと、cantabileやespr.など、様々な記号があります。 この記号は、作曲者や編曲者の曲に対する感情や表現のしかたを、 わかりやすく、誰でもある程度は理解しその通りに演奏できるように書かれています。 さて件の場合ですと推測ではありますが、主人公はこれらの演奏記号を無視し、 あるいは軽視して自分の感じたままの演奏をしているということが、 所謂、「適当な演奏」にあたると思っております。 確かに実際のピアニストの方にも、独特の世界観や思想をもたれた方は たくさんいますし、指揮者の場合ですと尚更です。 「こんなにうまくなった」については、楽譜を基本として、そこからある程度のアレンジ(弾き方や強弱など)を加えたことで、作曲者の意図をくみ、 尚かつ、ピアニストの独特の世界観を組み込んだために発した台詞だと思われます。 また転調についてですが、曲のなかで、わざわざ調をかえるということは、そこに作曲者の何らかの意図があったためです。 例えば、演劇でいうならば場面が変わったり、ゲームでいえば、ステージが変わったり・・・。 こういった作曲者の何らかの意図を、どういう意味なのか理解して、 それを演奏に反映する為に、「気をつけろ」という台詞が出てきたのでしょう。 余談ですが、オケの場合だと曲想などは指揮者が指示します。 なので、指揮者にあわせることで、指揮者が感じた作曲者の意図を再現できますが、 ピアノの場合は、基本的に一人で演奏します。なので、一人一人の感じ方や、作曲者の意図を汲むことが大切になってきます。 ドラマ内では視聴者にわかる形での演奏の違いがほとんど出ていません。 わかりづらいのは最もだと思いますので、気にされなくてもよいかと。 余談ですが、音大では楽譜通り作曲者の意図を汲んだ演奏を習得します。 これが、上手下手の区別になります。 ただ、上手下手ではなく好き嫌いという表現になるのが普通です。 音大の場合は、あくまで学校なので一律のラインを設けているし、 ドラマの都合上、わかりやすい上手下手という表現になっているのだと思います。
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- gldfish
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根本的なことですが、ドラマ・・・ですよね? たかだか日本のテレビドラマでそこまで専門的に緻密な表現は成されていないと思います。 例えプロピアニストでも、誰もがどの曲でも同じように上手く演奏する訳ではなく、明らかに違い(上手い・下手)はありますよね。勿論、「ミスせずに弾く」というような最低限の技術面もクリア出来ていない場合もありますし、強弱の付け方や間合い・テンポの取り方など表現力の面でもかなりおぼつかない場合もあります。場合によってはド素人目でもわかる程でしょう。 でも単にドラマの中ではその違いが表現出来ていないってだけの話ではないかと。極端な話kastrovさんも「同じく聴こえます」とおっしゃっている通り、上手い時と下手な時で全く同じ演奏サンプルを使っている・・なんて事があってもおかしくはないです。いや日本製ドラマならやりかねないです。 あるいは良く受け取って。音楽好きや専門家レベルでの上出来・不出来の判断は、普通の人には判断つきにくいことが多いので、演出としてわざと「違いの解りにくさ」を強調して表現されているという事も考えられます。(まぁドラマ製作者がそこまで繊細に物作りを考えているとはとても思えないですが。) 自分自身、その原作を読んだ事はないですが、音大生という題材で物語を1つ作れてしまうくらいですから、原作者はある程度はその分野に通じた人なのではないかと伺えます。 でも、ドラマになった時点で作っている人も全く違う(テレビ番組制作者といういわゆる音楽素人集団な)訳ですからかなり別物と考えた方がいいでしょう。後、これだけは強く言いたいですが、日本のドラマや映画で表現されている事は、過信はしない方がいいですよ。(自分の経験からの判断ですが。)
- asebi-0806
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私もド素人なんで、ドラマを見ていてもなんとな~くしか理解できません。 でも、私もピアノをやっていたしクラシックは好きなのでCDを聴いたりコンサートにはよく行く方です。 すると、同じ曲なのに奏者によって受ける印象が違うことに気付きますよ。 同じショパンの曲を違う演奏者で聴き比べてみると、なるほど、楽譜がすべてじゃないんだ、というか、楽譜は単なる手掛かりでしかなくて、その奏者の解釈次第で全然変わるんだという事がわかってきます。 のだめは自由奔放に自らの解釈を加えて他の誰でもないのだめの曲にアレンジしてしまうようなところがきっとドラマでは表現されているんだと思います。 クラシックはいかに楽譜に忠実に弾くかがまず問われ、正確に楽譜を再現しながらもそこにどんな個性と解釈を加えて魅力ある演奏にできるかが力の見せ所なんだと思いますが、のだめは正確さに欠けてしまうところが多々あるようで、それだと失格なんですね(笑) それが「ひどすぎる」という部分なのかな~なんて勝手に思っています。 そして楽譜に忠実になる事が苦手なのだめでも曲にのめり込んで弾きこめばだんだんに楽譜が意図するところに近づいてくる。 それが「いつの間にこんなにうまくなったんだ!?」につながるのかなあ~?なんて。 専門家さんが見たら笑われる解釈かも知れませんが、のだめカンタービレをどう楽しむかは自分次第で良いじゃありませんか。 解かる人には解かる、という部分もあのマンガ(ドラマ)の一つの魅力でしょう。 蛇足ですが、今日は「第九」を聴いてきました。 ド素人の私でも奇才ベートーベンの魅力をたっぷり楽しむことができました。 指揮者によってオーケストラの曲も変幻自在の魅力を発揮することも実感できました。 以前の私は指揮者なんて棒振ってるだけ?と思ってましたけど、もし千秋先輩が実在するならぜひ演奏を聴いてみたいですよ~(笑) ナマの演奏はやっぱり良いですねぇ。
- wbf54342
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☆私も再放送見てます☆ 小学校の頃から吹奏楽部で演奏してきたので、曲や楽器についてはわかりますが、確かに「え・・・今の間違ってるの?」ていう場面ありますよね(笑) ピアノの場合、楽器と違い音階が多く、多彩な音を表現できます。ただし、強弱の付け方、左と右のタイミング、感情豊かな表現力が必要です。楽譜通りに弾くことは大切ですが、オタマジャクシに気を取られていると、一番大切な感情表現が足りなくなってしまします。 吹奏楽部に入部したことはありますか?たぶんこの意味は大勢で一曲演奏した時に感じることかもしれませんね。 って偉そうなこと言ってごめんなさい・・・・。まぁドラマですからあんまり過敏に反応しないほうが楽しめますよ(笑)