大腸過長症による便秘というのは確かにありますし、手術もあります。ただ、便秘する人が皆大腸が長いというわけではありません。腸管の蠕動障害で便秘になっている場合もあります。したがって腸を短くしたら便秘が治るというものでもありません。どれくらいの下剤を試してみたのか、どれくらいの量を使ったのかがわかりませんから手術の是非は言えませんが、次のことを全てやってみてなお便秘が改善しないのなら手術適応かもしれません。
1.便秘薬を毎日服用して毎日排便があるように努力している。ーーこれは便秘の人は排便があるとその日には緩下剤を飲まない人が多いのです。すると当然次の日は出ませんから、腸管は二日分を貯める余裕ができます。逆に言うと腸管は一日分くらいのものが来ても余裕で受け止めますから刺激になりません。ということは便意も起こらないわけです。毎日便通があるように半年くらい緩下剤を飲み続けると腸管がそういう習慣になって薬がなくても便通が起こるようになります。
2.繊維質を多く摂る。--きのこ類やモヤシなど繊維の多いものは人の消化酵素で分解できないものがあります。出来ないというか、しにくいものは多量に摂取すると未消化で排泄されます。すると便量が増えて排便を助けます。こうした食品を多く摂ってみましたか?
3.緩下剤はいろんな種類を使いましたか?--主に使われるのはセンナサイド(センナとかプルゼニドなど)ー腸管を動かす働きがあるーです。そのほかにも漢方薬で大黄甘草湯というのがありますし、便を柔らかくするバルコゾル、更にラキソベロンという緩下剤もあります。どの種類にも反応しませんでしたか?
この3つを実践してなお便秘が続いていたら大腸部分切除の適応もあるかと思います。直腸の内圧測定などをやって神経的な異常がないことを確認してからopの適応を判断してもらいましょう。
お礼
回答ありがとうございました。遅くなって、申し訳ありません。便秘薬は毎日飲んでいますし、繊維質もかなり意識 的にとるようにしています、薬は、いろいろな種類を試し つくしてしまい、効く薬がなくなってしまいました。コーラックなんて、20錠位飲んでも効きません。完治するのは、相当困難だと、覚悟はしているのですが・・・。もう少し、いろんな情報やアドバイスが欲しいので、締め切り伸ばします。また、何かありましたら、皆さんよろしくお願いします。