いきなりダメ出しするようで申し訳ないです。
補足に「とある城で将軍が毒殺されたのをきっかけに・・・」とありますが、江戸時代に将軍といえば、征夷大将軍を指すので、将軍がいるのは【江戸城】しかありえません。
ですから、「とある城で大名が毒殺されたのをきっかけに・・・」とするのが正しいと思います。
しかも、大名は専用の【毒見係】という毒薬や薬のプロを抱え込んでいます。ですから、大名が毒殺されて調査に、旅の薬師が呼ばれる事はまず考えられませんません。
どうして、こんな細かい事を指摘するのかといえば、時代劇はフィクションとはいえ、基本的な歴史的事実や時代考証を無視すると、シラケてしまい作品のレベルが一気に下がるからです。
たとえ、どんなにすばらしい人物設定で、斬新なトリックを使おうとも、時代考証が一箇所でも間違えていれば、その作品は時代劇としては駄作になってしまいます。時代劇とはそういうジャンルです。
ですが、日本人は時代劇が好きなので、成功すれば傑作になりやすいジャンルでもあります。
時代用語、考証に気をつけながら、自由に物語を創作してくださいね(^^)
私なら、時代用語や行政的に束縛のある屯所という設定は使いませんね。
民間の自由度と、旅をしている薬師という設定を使って、
【全国津々浦々を旅している薬師とそのお供が、旅先で泊まった赤提灯が看板の宿屋で殺人事件に巻き込まれる。
宿屋の主人が毒を飲んで死んだ。最初は、自殺と思われていた。が、薬師が自殺する者が明日の帳簿を用意して死ぬのはおかしいと指摘する。
容疑者にあがったのは、主人の娘を強盗から助けた、町の英雄である武士だった。
密かに武士は、娘を助けた事をネタに、金と娘の体を恐喝していた。しかも、娘を助けたのは偶然だった。主人は要求断ったが、武士はしつこく恐喝を繰り返していた。
しかし、その武士も毒殺されてしまう。薬師はその毒が、ある地方独特の調合法で作られている事に気がつく。
この宿屋でその地方出身者は主人の娘だけだと調べあげる。娘は血の繋がりのない養女だった。
宿屋の主人は金銭欲が強く、養女である娘をぞんざいに扱っていた。
その証拠に、武士からの金の要求は断ったが、娘の体は差し出していた。
宿屋で起きた連続殺人事件は、娘が、自分を犯した武士と残酷な義父に復讐するために起きた悲しい事件だった。
旅の薬師は、嘘の血塗られた英雄と、悲劇が起きた赤提灯の宿屋を離れて、今日も旅にでかける。】
とまあ、こんな感じの物語にしますね。
事件が2つ起きてそれを解決している、殺人動機も複雑ではないので、だいたい40分ぐらいで納まると思います。
参考にしてみてください。
お礼
細かいところまで指摘していただき感謝いたします。 日本史の教科書ひっぱりだして、時代考証に気をつけて、矛盾のないように作っていきたいと思います。 本当にありがとうございました。