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(ドイツ) フランクフルトが航路のハブ機能の理由

なぜドイツは首都や人口の多いベルリンではなく、 フランクフルトが航路のハブ機能を持っているのでしょうか? 日本からの直行便もドイツはフランクフルトで、 ベルリンへの直行便はありません。 他のアジア航空会社もそのように思います。 ドイツ事情に詳しい方、 もしよろしければ教えていただけないでしょうか?

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  • drmuraberg
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回答No.3

No.1の方の言われるボンがこの事件解決の重要なヒントです。byコナン。 もし第二次大戦でドイツが負けなかったなら、ドイツのハブ空港は ベルリンになっていたかも知れません。 ベルリンにはベルリンテーゲルという大きな空港が有ります。 それに、ベルリンはドイツの北ですが、旧ドイツ領の東西のほぼ中心です。 敗戦の結果、ドイツの東側はポーランドに割譲され、ベルリンを含む地域は 東ドイツとなりました。ベルリンも東ドイツに浮かぶ島のようになり、 ソ連と連合国に分割統治されました。 この状況で、テーゲルを西ドイツの主要空港とすることは無理だったのです。 テーゲルはソ連によるベルリン封鎖の際に、貨物航空輸送の基地として活躍しています。 この空前絶後の空輸支援が戦後ドイツ人の対米感情を劇的に変えたと言われています。 Kennedyの有名な演説のフレーズ Ich bin ein Berliner!はこれを背景にしています。 ベルリンの代わりに浮上したのがフランクフルトで、戦後直ぐ米軍のドイツ防衛支援 空港としてハイデルベルク空軍基地と共に大幅に拡張整備され、民間と共用されました。 西ドイツ政府は基本政策として、フランクフルトを国際線のハブとし、そこから 各都市を結ぶという方針を採り、更にフランクフルトを拡充しました。 それが、現在に至っています。 フランクフルトが金融の街だったから空港が出来て大きくなったというのは言うのは、 歴史的な観点からはちょっと無理が有ります。 空港が大きくなったためにフランクフルトがより大きくなった面はあります。 航空交通量の増大に対応するために、ミュンヘンに国際線が入るように 成ったのは比較的最近のことです。

trakano
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 非常に知識が豊富で、刺激になりました。 フランクフルト、戦争が関係していたのですね。 空港が大きいだけでハブ空港になり、 ドイツの方(特にベルリン市民)は不便だとか思わないのかとちょっと疑問になりました。 もしかしたら、ベルリンにハブが移動する日が近いかもと思ってしまいました。 ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • Mumin-mama
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回答No.2

ドイツのほぼ中心、マイン川河畔に位置するフランクフルトはニューヨーク、東京、ロンドンに次ぐ経済都市で、金融の町です。 フランクフルト市民の3分の1はドイツ以外の国の人々と言われています。世界的な見本市もあって、海外から人の出入りも激しいところです。 ドイツは中世以来の都市国家で、それは今でも連邦国家として、州ごとに法律が違います。 ベルリンは政治の中心の主都で、東ヨーロッパに近く、 フランクフルトはEUのほぼ中心に位置し、金融経済の世界都市です。 フランクフルトが昔から経済の中心だったことは、アルプスの少女ハイジのクラーラの家がフランクフルトにあって、クラーラの父親が海外に仕事に出かけているということからも伺うことが出来ると思います。

trakano
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり人口の多い都市に航路が集まるのではなく、 当然海外からの出入りが激しい都市に航路が集まるのですね。 人口はベルリンより少ないのに人の出入りが多いだけで 世界中の航路を集めるのが非常に興味を持ちました。 ありがとうございました。

回答No.1

20年前のドイツ連邦共和国(西ドイツ)の暫定首都は何処にありましたか? ボンですよ。

trakano
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり西ドイツ時代からの歴史が関係しているのでしょうか? 私個人的な感覚では、人口の多い都市に航路が集まる気がしていまいまして。

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