(1)地元の大企業を選びます。
寄らば大樹のかげ・・・と言いますよね、就職、そしてその会社に一生を賭けるというのであれば、場所はどこであれ大きな企業の方が絶対にお得になります。
たとえば、お給料が同じだとしても、大企業には社宅制度がありますし、ほとんどの場合社員食堂もあって安い価格で昼食がとれるとか、保養施設など福利厚生面でも中小企業に比べて圧倒的に差があります。さらには、退職時の退職金の面でも有利ですし、不況下の企業の安定性を考えてもお得ですしね。
こうして、居心地の面だけからみたら、大企業には捨て難い魅力がありますが、その一方で、もし、自分が持っている実力を精一杯発揮してみたいと思うなら、一生を中小企業に賭けてみるのもいいかもしれません。所帯が小さいだけに実力は認められやすいし、その分昇格や待遇の面でも有利だとは思います。
ただ、問題なのは中小企業の経営状態にあります。ベンチャー企業として独特の、そして欠くことのできない仕事を経営の基盤にしているしっかりした中小企業も多いですが、他方、大手企業からの下請け孫受けとしての仕事で成り立っている企業であるなら、その立場はほとんど派遣社員かパート並、親会社の調子如何である日から突然注文が減るという問題もとても多いのが実情です。中小企業を選ぶならこうした面だけはよく調べたほうがよさそうです。
ただ、東京に憧れてという考え方はどうかと思います。今の東京は生活コストの面でとても窮屈です。それでもなお、東京で暮らしたいというなら、社宅完備などよほど好条件の会社を探すことになりそうです。
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ありがとうございました。