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不登校の子供達の社会復帰を手伝いたい
地域のボランティア活動の一環で、地域にいる不登校の子供を社会復帰させる活動をはじめることになったものです。 非常にやりがいのある活動だと思っているのですが、初めてなので、どのように活動すれば良いか、分からなくて困っています。 特に、不登校の子供は社会との接点が少なくてなかなかアプローチできないこと 不登校の子供を持つ親御さんは、そのことを周りに知らせてはくれないので、こちらもなかなかアプローチできません 良い知恵や経験をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひご意見をいただけないでしょうか よろしくお願いします
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- sarahbeeze
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何度もすみません。 やはり気になります。素人の方が妙に不登校の子にかかわられてしまうと、事態が悪い方へ向かないか心配です。 そもそも、不登校についてどの程度研修を受けられたのでしょうか。 不登校にもいろいろな段階があってかかわった方がいい場合と、あえて最低限のかかわりしかしない方がいい場合などあるのです。学校でも実はよくわからないことが多いのです。でも、学校は研修を受けた教員が多数が知恵を出し合い、臨床心理士とも相談をして、かなり緻密に組み上げて対応しているのです。外から見たら何やってんだ、と思われるかも知れませんが、子供の心の成長を支援しているのです。はっきり言って、地域の方が飛び込みで話をしてうまくいくものではありません。 よく不登校の子は社会の接点がないと思われていますが、今はネットや携帯もありけっこうよく知っています。確かに人と接する機会は今のところ少ないとは思いますが、それとても本好きな子が家で本を読みふけっている程度です。 家で一人でいて寂しいはずだ、と思う人もいるかと思いますが、そもそも寂しかったら不登校にはなりません。むしろ一人でいることが今は心地よいのです。こういうことをいろいろと考えると、あなたがどういう手段で持って社会復帰をさせるおつもりかよくわかりません。 以前、地域の集会に行ったとき、「自分たちの町内から不登校をゼロにしたい」とおっしゃった自治会長がいてびっくりしました。不登校が悪いこと、地域の恥、というように考えてしまうと子供はもちろん親も追い詰めることになるから、それだけは絶対にやめてくれと言いました。そのときは、その意見は取り下げてもらいました。一時が万事で、一般の方は、不登校に対する見方が一面的であるので心配するのです。 不登校は人間の成長過程で大なり小なり現れるものです。不登校になっている子供は、じっとしていることで自分の内面を必死に育てているのです。自分が不登校だということもわかっています。一番苦しんでいるのは本人なのです。だから、基本的にはそっと成長を見守るのがいいと思います。 さなぎのあとには、大きな美しい羽を広げる蝶になるようなものです。 はっきり言って不登校生への対応は学校に任せていただいた方がいいかなと思います。
- komo7220
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不登校を経験したお子さんを持つ親の方々から、お話を聞いたことがあるものです。 その経験からは、sartordさん方が不登校に対してどのような経験を持っていらっしゃるのかに疑問を感じました。 補足をお願いできますか? どのような方々からの、どのような規模のどのぐらいの期間の活動なのか?が伝わって来ないのです。 >不登校の子供を持つ親御さんは、そのことを周りに知らせてはくれない そのとおりだと思います。 本人も親も、地域の方からは「知らんぷり」をして頂きたいと考える方も多いでしょう。 玄関から一歩も外に出たくないという心境を理解できますか? 自宅周辺の方々に「不登校」だと知られるのが怖いのです。 宅急便が来ても居留守を使う子どもさんの心境を想像して下さい。 そのような心理状態の方々に対して、どのような責任と覚悟で取り組まれるのでしょうか? 書く内容に悩んでいる間に#1さんが、適切な回答を書いて下さいました。 ありがたく思います。 「学校に行くべき」という価値感を根底においた方々とは、一切、接触したくないご家庭も多いと思います。 様々な成長のあり方があります。 その一時期を、じっくりと「引きこもって」過ごす事が大切な方だっていらっしゃるのです。 その「成長の場に、是非立ち会わせて頂きたい」、そのような謙虚なあり方で子どもに接する方ならば、不登校をしているお子さんにも、ボランティアの方にも双方に有意義になり得る可能性を感じます。
- sarahbeeze
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中学の現職校長です。 完全に地域ボランティアとして家庭訪問などをするのは厳しいと思います。 親が地域の人には自分の子が不登校であることを言わないし、学校に行っていなくても自分の子が不登校だとは認めない親すらいるからです。 学校からですら、お宅のお子さん不登校です、と言えない場合もあるのです。 しかし、単に地域の人としてではなく、学校との協力という形はとれませんか。学校は不登校をきっちり把握していますし、登校していない子の親にアプローチもできます。ただ、学校や委員会から委託された形をとる必要があります。一般の人に不登校であることを地域の一般の人に漏らしたということになると、学校としては守秘義務違反に問われますし、態度を硬化させる親もいます。不登校生への対応は難しいです。以前、休みがちの子の親にスクールカウンセラーとの面談をすすめたら、大変叱られました。その親は我が子を不登校とは思っていなかったのです。 不登校の社会復帰の取り組みは地域の人というだけでは、いろいろな面で難しいでしょう。 不登校の社会復帰とは、はっきり言って学校復帰ですから、友人関係や担任との関わり、学習の遅れを感じている子にはその手当、行事でその子が来やすいように取り組むこと、スクールカウンセラーとの面談、学校と保護者との面談、といったことをすべてのバランスをとりながらその子その子にあった方法をとらなくてはなりません。かなり緻密に組み立てて行くわけです。 それが、その子にとっての社会復帰なわけです。 地域ボランティアとしてそこまではできないと思います。学校か委員会から支援員のような形で委託しもらうことが一番いい方法だと思います。そうすれば学校としても個人情報をお知らせできますので。 ちなみに不登校生への家庭訪問も、いろいろな段階があります。 学校の話を一切出さないという段階もあります。それは、とりもなおさず早く学校に来なさいということにしかなりませんから、そのような登校刺激がかえってマイナスになる時期もあるのです。世間話はよくするが学校の話になると口をつぐむ子もけっこういます。その子の個性や、不登校の状態によって話題を選んだりしなければなりません。担任としても腕のいるところです。 ただ、社会復帰させるという言葉もひっかかります。社会復帰という言葉は現在の不登校状態が重い問題で不健全であるから、そこから復帰させるというように思えてしまいます。 不登校は成長の一過程です。誰でもとおる時期なのです。たまたま、その子は学校へ行かないことで自分の内面を成長させているのです。ある意味、思春期によくある普通のことであると思います。時間が必要です。