クルマの研究で収入を得ている者です。
>ビュイックとは客層の好みが違うのでしょうか?
ビュイックはキャディラックの下という高級ブランドで、オールズはその下、ポンティアックより上という位置付けとなっていました。(GMグループ内のクラス分けは、下からシボレー→ポンティアック→オールズモビル→ビュイック→キャデラック でした。)
>どういった客層に好まれたのでしょうか?
これから打つ話は、GMグループの統一した見解では無いと思いますが・・・っと最初に御断りしておいて。
‘90年代末頃、たまたま仕事で御一緒させて頂いたGMのマーケティングの方は、『オールズモビルが売れなくて困っている』『市場調査によると、オールズは地味な年配向けブランドととらえられており、市場イメージはよくない』とボヤいていました。
『それは[年寄りのクルマ](Oldsmobile=オールドのモバイル)というブランド名だからか?』と切り返したら、ニガ笑いしながら『・・・ん~そぅかもね』と言っていました・・・。
勿論、オールズモビルのオールズとはOld's(年寄りの)という意味では無く、創立者であるランサム・イーライ・オールズの名前なんですが、英語の語感はあまりよいモノでないのは確かでしょう。
シボレーとポンティアックは大衆/量販車、ビュイックはパーソナルカーとしての高級車、キャディラックは最上級車と並んでいるところ、オールズは中級クラスを担わなければいけなかったはずですが、実際には華美な外観や性能を好まれない年配の方が乗るクルマ、になってしまっていた様です。
かつては442の様な、シボレーよりポンティアックよりマッスルな超ド級マシン('68年型442は390馬力!'73年販売開始のランボルギーニ・カウンタックでさえ380馬力だったのに)も作っていたし、ブランド終期にラインナップされていたオーロラV8などは、殆どキャデラックと言える中身に斬新なボディを被せた高級車だったんですが・・・。
お礼
なるほど。ありがとうございました。 4-4-2は結構むかしの時代ですね。