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紅花紬の市場価格について
紅花紬の一般的な市場価格を教えてください。 紅花紬に合わせると良い帯の種類と適正価格も知りたいです。 紅花紬はあまり市場に出ていないと聞きましたがどこで買えるのか知りたいです。 検索しても情報量が少なく困っています。 よろしくお願いします。
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紅花染めは草木染めの中でも色出し、定着の難しい染色家泣かせの染料です。しかも退色も激しく、一定した品質を保つのが難しく、したがって市場に出る数は少ないものです。 紅花紬とする定義としては紅花を染料に使った先染めの真綿糸や座繰り糸を平織りした織物、という事になると思います。 しかしその色合いは実に様々です。一般的には紅花ならではの黄色やオレンジ、ピンクといった優しい色調のものをイメージしますが、媒染剤の違いでグレーや緑、黒紅花と言われる漆黒まで、いろいろです。 また、紅花だけでなく藍や他の草木染めを掛け合わせることで無限に色数がありますし、紅花染めの糸と他の染料で染めた糸を併せて織ることで様々な色合いや柄の織物ができるわけです。 ですので、紅花紬とひとくちに言ってもその内容、品質はさまざまで、染める糸が上質なものか等でも値段に大きな開きが出ます。 他の織物についてもそれは同じで、簡単に価格を答えられるような物ではなく「物によります」という事になります。 まあ、それでも大島や結城といったものに比べれば割安感はあり、安価なものでは10万円台から、品質のよいもので40~50万円台ほどみれば満足な買い物ができるのではないでしょうか。 作家ものとなれば、さらに高額なものも存在するでしょう。 あくまでも普段着の着物であり、素朴な風合いが持ち味ですから、ごくカジュアルな名古屋帯などがあいます。 八寸の織り帯や9寸染め名古屋のほか、素朴な刺繍や縫いとり、切り嵌め(パッチワーク)などの手工芸の味わいのあるものも良く似あいます。 一応はどこの呉服店でも扱ってると思いますから、店頭になくても聞けば出てくると思いますよ。 紅花染めは最初に言ったように大変デリケートな織物なので、きちんとした店ほど店頭には出してません。 日光による退色を防ぐためです。
お礼
丁寧な回答をありがとうございます。 高いのには訳があることが良く理解できました。 初心者なもので分からないことだらけで困ってたので本当に助かりました。 呉服店で探してみますね。