クロスコンパイルの正しい概念

質問

玄箱のクロスコンパイル環境を作ろうと思っています。
そもそも、クロスコンパイルとは
・玄箱でまともにコンパイルすると非常に時間がかかるし、容量も少ないので別のＰＣ側でコンパイルを行う。
くらいしか思っていません。あっていますか？

クロスコンパイル環境構築の前提条件のところで悩んでいまして、
・gccさえ同じであればいいのか？
・同じカーネル（バージョン）でなくてはならないか？
・同じＯＳでなければいけないか？
どうなのでしょう？

また、実際の手順は
1) 別のマシンでソースからconfigure, make , make install
2) installしたprefixから配下をそのままごそっと玄箱へコピー
3) あとは普通にコマンド実行
という感じで思っています？あっていますか？

参考になるページなどありましたらあわせてお願いします。
よろしくお願いします。

回答No.3

entree · ベストアンサー

> ・gccさえ同じであればいいのか？
> ・同じカーネル（バージョン）でなくてはならないか？
> ・同じＯＳでなければいけないか？

クロスコンパイルと言うからには、hostとtargetは同じ OS でなくても構いません。host : linux、target = mingw (windows) なんてのもありです。

gcc は host-cc と同じバージョンであった方がよいでしょう。
binutils は違っていても構いません。

※gas と ld のどちらかが target をサポートしない場合 (HP-UX など) は格段に敷居が高くなります。(できないわけではありません)

> 1) 別のマシンでソースからconfigure, make , make install
> 2) installしたprefixから配下をそのままごそっと玄箱へコピー
> 3) あとは普通にコマンド実行

間違っていません。prefix はくれぐれもシステムディレクトリ (/usr、/usr/localなど) を指さないようにしてください。

お礼

ご返答ありがとうございます。
ですがgas・ldとは何でしょう？？

基本的に考え方は間違っていないようなので挑戦してみます。
targetはubuntu
hostはwin(Cygwin)
で考えています。

回答No.2

noname#29459

環境とは、

1)target用のコードを吐けるクロスコンパイラなどツールチェイン
2)target用のヘッダー
3)target用のライブラリ（static linkingするなら）
4)target用のビルドスクリプト、makefile

が必要です。
　target環境へのインストールは、targetごとの流儀があるでしょう。
　hostのOSは、理論的には、関係ないです。

お礼

ありがとうございます。
色々と試してみます。

回答No.1

D-Matsu

クロスコンパイルというのは「自プラットフォームとは別の環境向けのコンパイル」以上の意味を持ちません。
クロスコンパイルする「理由」の方はいくつかありますが、組み込みなら「自分でコンパイル環境を持てない」からクロスコンパイルしますし、本件のように「実環境でするより早い」というのも理由の一つですね。

前提条件としては
・関連ライブラリ(とりあえずglibcか)のバージョンが一緒
だけのはずです。
ホストのカーネル・OSは一切関係ありません。
gccのバージョンもマイナーバージョン程度ならglibcで吸収するはずですが、新しい方には駄目かも。

手順はだいたいそんな感じでいいはずです。

お礼

関連ライブラリ(とりあえずglibcか)
ですよね。そのアプリが関連ライブラリを使っているのかどうかreadmeを精読しなければわからないということですよね。
ありがとうございます。