インストーラには、インストールするアプリケーションが実行できるように、環境を整える機能が備わっているのが一般的です。
例えば、レジストリにアプリケーションを動かすために必用な各種情報を設定したり、システムフォルダに必用なモジュールをインストールしたりします。
なので、アプリケーションがインストールされたフォルダにあるものが全てとは限りません。
依存するモジュールも一緒に渡せば、動かせます。
また、インストーラがレジストリを操作する場合、アプリケーション本体には、レジストリに特定のキーやデータが無い場合にそれを作成するというようなプログラムが含まれて居ない場合も有り、その場合、コピーしただけでは動作しないという事になります。
逆に、レジストリにキーやデータを作成するプログラムが含まれている場合は、インストーラを使わずにインストールした場合、アンインストーラーによってレジストリキーを元に戻すという作業が出来ないため、アプリケーションを使わなくなって消したい場合に、レジストリキーは元に戻せなくなります。
(フリーソフトなどで、レジストリを使うがインストーラに依存してないものもあります。そういうものは、本体にレジストリをクリーンにする機能を持ってる場合も有ります)
なので、お勧めしません。
・レジストリを操作しない
・外部モジュールに依存しない
こういったアプリケーションは、コピーしても動きます。
実際動くかどうかは、動かしてみたり、インストールの過程を見たり、レジストリを調査したり、モジュールの依存状況などを調べたりしないと分かりません。
マニュアルがあるなら、その辺のことに関して書いてある場合があるので読んでみるとよいと思います。
アプリケーションと同じフォルダやWindowsフォルダに
「そのアプリケーション名.ini」という名前のファイルがあれば
レジストリは使ってないと思うので、コピーして動く可能性は非常に高いです。
オープンソースのプログラムだと
インストーラ有りと無しの両方のアーカイブが配布されている場合がよくあります、この手のものは、基本的にインストーラは必要ないです。