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認知症のタイプを追求する必要はあるのでしょうか??
父79歳のことで悩んでいます。 A病院で「多発性梗塞型認知症」と診断されましたが、転院先のB病院では「アルツハイマー型認知症」と言われました。 診断基準は、A病院は「改定版長谷川式テスト」「MRIによる脳萎縮」「本人と家族への問診」「最近の症状(食事、投薬、リハビリ等の拒絶、頑固、暴言)」など、B病院は「A病院の申し送り」と「現在の様子」。 父は元々偏食で食もかなり細く、頑固で短気、無気力、人と接するのが嫌いで引きこもる、いわゆる偏屈な老人で母も手を焼いていました。ですから初期の認知症であったとしても周囲は気づかなかったと思われます。 そういった性格的なことや、自分なりに調べた「多発性梗塞型認知症」と「アルツハイマー型認知症」では薬もケアの仕方(前者は個人でいることを好むし後者は集団でケアするほうが望ましい)も異なるとの文献の内容を、B病院ドクターに言いますと「双方の境界はあいまいである。私の診断に納得行かないから大学病院で細かい検査をしてください。」とのことでした。 現在父は大腿骨を骨折し入院しています。食事もほとんど拒否し(食べたくないとのこと)点滴で栄養補給しています。今後はせいぜい車椅子に乗れるかどうか程度の回復しか望めないとのことです。 そんな状態なので本人の負担を考えると、遠方の大学病院に連れて行き検査してもらう必要があるのか迷います(大学病院ではほぼ明確になるらしいですが)。 今後のケアを考え今はっきりと調べておくべきでしょうか? 認知症専門病院は全国にまだそれほど多くはないようですが、認知症と診断された方々またはご家族はどのタイプのものなのか詳細な検査を受けているものなのでしょうか? 皆さんの対応、情報を頂けたら幸いです。
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お礼
大変参考になりました。ありがとうございます。 何故正確な病名を検査して調べたほうがいいのでは、と思ったかというと・・・ 精神科医の小澤勲さんの「認知症とは何か(岩波新書)」を読みましたら、梗塞型の人は基本ひとりでいるのを好むし、アルツハイマー型の方は大勢でいたほうがよい(梗塞型の人をアルツハイマー型の人たちと同じ環境におくと悪化する場合がある、またはその逆)・・というような件がありました(okoto様のおっしゃるように、双方の症状を併せ持つことも間々あるらしいですよね)。 それから、施設入所後認知症が悪化する、との話もよく聞くもので。 個人環境だけではなくもちろん施設全体の雰囲気や相性、その他の要因もあると思いますし、容態も日々変わって行くのかもしれません。個人差もあるでしょうね。 実際本人にとって何がよい環境なのか計り知れません・・。本当に手探り状態ですが、自己満足になってしまわないよう進めたいです。