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妊娠と薬の関係について知りたい
- 精神科での治療中に妊娠が発覚したが、初期の段階で子宮にはまだ影すらない状態だった。
- 精神科の医師から中絶が勧められたが、初めての子供なのでできれば産みたいと思っている。
- 服用していた薬は種類によっては子供に対して良くない影響がある可能性があるため、現在は薬を使用していない。
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こんにちは。 それぞれのお薬の添付文書(製薬メーカーが出している薬の公式な取説のようなもの)より、妊婦への投与についての項目から抜粋しました。 ・ロヒプノール 「動物実験で催奇形作用が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないことが望ましい。 (1) 妊娠動物(ラット)に投与した実験で、50mg/kgの用量で催奇形作用が認められる。 (2) 妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。」 ・ベゲタミン-A 「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。 1. フェノバルビタールを妊娠中に投与された患者の中に,奇形を有する児(口唇裂,口蓋裂,心奇形,大動脈縮窄症等)を出産した例が多いとの疫学的調査報告がある。 2. フェノバルビタールを妊娠中に投与すると,新生児に出血傾向,呼吸抑制等を起こすことがある。 3. フェノバルビタールを分娩前に連用した場合,出産後新生児に退薬症候(多動,振戦,反射亢進,過緊張等)があらわれることがある。 4. フェノバルビタールでは,妊娠中の投与により,葉酸低下が生じるとの報告がある。 5. クロルプロマジンでは,動物試験(げっ歯類)において,大量投与で胎児死亡,流産等の胎児毒性が報告されている。また,妊婦に投与した場合,新生児に振戦等の症状があらわれることがある。」 ・ゾピクール 「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠中及び授乳中の投与に関する安全性は確立していない。〕」 ・デパケン 「1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[二分脊椎児を出産した母親の中に、本剤の成分を妊娠初期に投与された例が対照群より多いとの疫学的調査報告があり、また、本剤の成分を投与された母親に、心室中隔欠損等の心奇形や多指症、口蓋裂等の外表奇形、その他の奇形の報告がある。また、特有の顔貌(前頭部突出、両眼離開、鼻根偏平、浅く長い人中溝、薄い口唇等)を有する児を出産したとする報告がみられる。] 2. 妊娠中にやむを得ず本剤を投与する場合には、可能な限り単剤投与することが望ましい。[他の抗てんかん剤(特にカルバマゼピン)と併用して投与された患者の中に、奇形を有する児を出産した例が本剤単独投与群と比較して多いとの疫学的調査報告がある。] 3. 妊娠中の投与により、新生児に呼吸障害、肝障害、低フィブリノーゲン血症等があらわれることがある。 4. 妊娠中の投与により、新生児に低血糖、退薬症候(神経過敏、過緊張、痙攣、嘔吐)があらわれるとの報告がある。 5. 動物実験(マウス)で、本剤が葉酸代謝を阻害し、新生児の先天性奇形に関与する可能性があるとの報告がある。」 ・レボトミン 「1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい.〔動物実験で,胎児死亡,流産,早産等の胎児毒性が報告されている.また,他のフェノチアジン系化合物(クロルプロマジン)で妊婦に投与した場合,新生児に振戦等があらわれることが報告されている.〕」 ・ルボックス 「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないことが望ましい。また、投与中に妊娠が判明した場合は投与を中止することが望ましい。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また、妊娠末期に本剤を投与された妊婦から出生した新生児において、呼吸困難、振戦、筋緊張異常、痙攣、易刺激性、傾眠傾向、意識障害、嘔吐、哺乳困難、持続的な泣き等の症状が発現したとの報告がある。なお、これらの症状は、薬物離脱症状として報告される場合もある。また、海外の疫学調査において、妊娠20週以降に他のSSRIを投与された妊婦から出生した新生児において、新生児遷延性肺高血圧症のリスクが増加したとの報告がある。]」 ということで主に問題がありそうなのは、ロヒプノール、ベゲタミン-A、デパケンでしょうね。 これらの薬を飲んだら必ず異常が出るということではなく、あくまでも動物実験で大量投与したようなケースです。ただ、一つ一つの薬についてはそうであっても、併用して複合的にどのような作用があるかまでは判っていません。 添付文書はこちらから検索できます。 http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html >種類も種類ですが、子供に対してはよくはないことですが、現時点で子供に対して影響はあるんでしょうか? 今は、どの薬も服用していません。 胎嚢だけが確認されている段階ということは、順調であれば妊娠4週から5週ということになると思いますが、胎児の器官形成期(受精後15日から55日)が最も影響の大きい期間ですので、今は飲んでいらっしゃらないこれらのお薬を何日目まで飲まれていたかも重要です。 主治医の先生が仰るように、確かにかなり心配ではありますが、ひと一人の命がかかっている問題ですので、ここは専門医に納得いくまでご相談になってから結論を出されることをお勧めします。 ●虎の門病院 「妊娠と薬」相談外来 http://www.toranomon.gr.jp/site/htdocs/sanfujinka/document/gyneinfo.html#pregdrugclinic ●国立成育医療センター 妊婦と薬情報センター http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html ●聖路加国際病院 妊娠と薬相談クリニック http://www.luke.or.jp/guide/ART/kusuri.htm ●大阪府立母子保険総合医療センター http://www.mch.pref.osaka.jp/osirase/ninshin/index.html ●仙台医療センター 妊娠と薬情報センター http://www.snh.go.jp/Medicine/index.html 虎の門病院は、最も古くからある専門外来で独自のデータ蓄積も豊富ですので、日本で最も信頼のある相談窓口です。私の友人も妊娠直前まで抗ガン剤治療をしていたので相談に行きました(元気な男の子を出産しました)。
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- tokiwa1974
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2点の視点でお答えさせていただきます。 ○薬の視点から 妊娠何週目で何をのんでいらっしゃったのか、それが問題になります。 催奇形性が問題になるときかどうかです。 このあたりは、単に精神科のドクターだけでなく、産婦人科のドクター とも相談するとよいと思います。 妊娠したら薬は飲まない、でも飲んで治療を続けることもあります。 ただし、お示しになっているお薬は催奇形性とは関連のある薬が 含まれていることも事実です。 それと、薬まったく服用していなくても残念ながら障害を持った 状態で生まれてくる子供もいます。 ○妊婦の身体の状態 妊娠は病気ではありません。病気ではありませんが、妊娠によって からだが変わってしまうこともあります。私自身も、精神的に 不安定になったり(マタニティーブルーだったと思いますが) つらかったときもあります。 精神科におかかりのこと、薬をやめたらそれですむというわけでは ありません。無事に出産したらそれで終わりではありません。 子育てもあります。 いろんなことを考えて、いろんな方々からアドバイスをもらって もう少しゆっくり考えてみられてはいかがでしょうか。
お礼
貴重なご意見ありがとうございます! 双方検討してみます。 ありがとうございました!
- sona1986
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これだけ強いお薬を服用されていて、よく断薬できましたね。 私は以下のサイトを参考にしていました。 http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_04-090.html 「製品例」がお薬の名前、隣の「添付文書」欄に「◇」が付いているお薬は妊娠中でも処方してもらえることが多いです。 これによりますと… ルボックス:△(投与しないことが望ましい) ベゲA:◇→「治療上の有益性(母体のてんかん発作頻発を防ぎ、胎児を低酸素状態から守る)が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」と強調して書かれている シロウトの私(どちらも服用したことがあります)でも、この2種類が「特に強い」という印象です。 ルボックスはSSRIなので危険性が高いのですが…質問者様は処方されても毎日は飲んでいなかったのですね? 毎日飲んでいなかったことは医師に伝えましたか? お医者様の処方通りの服用ではないので後ろめたいかもしれませんが、この薬を毎日服用していなかったことでリスクは「すべてを毎日服用していた場合」より下がるかな…という気がします。 私は質問者様と同じ薬だと…出産当日までデパケンを服用していました。 他はデパス・ソラナックス・マイスリー等で、妊娠に気付くまでは1日36錠以上を4年間処方されていました。 大学病院の遺伝外来で「まったく薬を飲まない人よりはリスクは高いけれど、リスクのない妊娠・出産などない」と言われたことで出産に踏み切りました。 私の場合、妊娠前から主治医に妊娠希望であることを伝え、SSRIは外してもらっていました。 「母体の安定がないと胎児の安定もはかれない」ということで、断薬した場合のリスクの方が高く、妊娠中も安全性の高い薬を飲み続けていました。 生まれた子供は健康そのもので、今5歳になっています。 薬をやめられない自分を責め続け、赤ちゃんに謝り続けながらの妊娠期間でした。 夫と何度も話し合って決めた出産でしたが、「この妊娠出産はエゴではないか」「将来子供に恨まれたら…」と悩み続け、無事に生まれた今も、風邪で熱を出すたび「私の薬のせいではないか」と恐ろしくなります。 本当に難しい決断ですよね。 今、不安な気持ちで毎日を過ごしていらっしゃると思います。 お医者様や旦那様とよく相談し、後悔の少ない選択をされることを願っています。
お礼
詳しく情報を頂きありがとうございます。 只今本人同士話あっている状態ですが、いい方向に向かえればいいのですが・・・。 貴重なご意見ありがとうございます!参考になりました!
お礼
詳しくご意見アドバイス下さり感謝致します。 当方かなり不安だった為、細かく記載されていましてよく勉強になりました! 医師と相談し、なるべく産める方向へもっていこうと思います。 長々とありがとうございました!!