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どうして男は歌わない?
昨日東京の丸ビルで、ポール・ポッツの独演会を聴いてきました。風采の上がらない無名の営業マンが、ある日オーディションで観客総立ちの喝采を浴びてデビューしたことはご存知の方が多いと思いますが、一夜にしてあのように注目を浴びることができるのです! 歌がうまければそれだけでモテる要因でもありますし、何よりも歌うことは大変開放感を味わえる素晴らしい趣味だと思います。 それなのに、どうして世の中の男性は歌うことを敬遠しがちなのでしょうか? 男性は、歌といえば、カラオケを連想される方が多いようですが、他にも合唱など、歌うことの喜びを見出すことのできる場は沢山あります。 私は、合唱団と教会の聖歌隊で歌っている中年男性ですが、腰の重い男性に対しては、軽い苛立ちさえ感じます。 以下私なりに考えてみましたが、どう思われますか? 1)男性は女性に比べて、シャイであり、プライドも強いので、よほど歌に自信がない限り、人の前で歌いたがらない。 2)男性は子供の頃から、「強く、たくましく」なるように教育されがちであり、どちらかというと、スポーツを勧められることが多い。歌などの「芸術系」は軟弱なイメージを持たれがちであり、親も積極的に勧めようとしない。 3)男性には声変りがあるため、そこで歌のトレーニングが中断しがち。 4)男性は、仕事人間が多く、会社の拘束時間が長いために、合唱団などで定例的な練習に参加できにくい。又、休日でも疲れているために、そのような趣味に時間を回すよりもゆっくり休みを取ることを優先しがち。 5)その他 このような男性を少しでも、我々のような合唱の団体に引き寄せるようにするためのアイディアがあれば教えて下さい。ちなみに、私の参加する合唱団の連中は飲むのが好きな者が多いので、毎週練習後飲みにいくのが楽しみです。
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男性は歌いたがらない、いいえ女性だって歌いたがっている感じは受けません。二次会はカラオケ行こうよ・・・と誘うと、「ダメっ、歌はダメ、下手なんだから・・・」と、ほとんどの場合こうなってしまう。 いいえ、歌だけじゃありません。絵画などもそうです。「ダメっ、絵はダメ、親先祖の代から絵だけはダメ・・・」って人とても多いものです。文章もそうです。こんなことを書いてみたのよと、仲間の前で披露するシーンなんてほとんど見たことがありません。 私自身はさるサークルに参加して、おもにジャズスタンダードだとか往年のポップスなどをインストラクターについて教わっていますが、歌うということがほんとうに楽しいと思っているのに・・・。 でも、分かるんです。日本人は世界の人種の中でとりわけ恐怖感を覚えやすい人種に属するのだとか。なんでも、神経組織のつなぎ目に恐怖感を制御する部分があって、その部分の酵素の量で恐怖感が変わるというのですが、日本人はその酵素が少なく、その結果恐怖を強く感じやすいい種族だというのです。そして、恐怖感は、ある面では「忌避」だとか「ためらい」だとか「遠慮」だとか「逃避」といった形であらわれますし、「恥ずかしい」といった感覚もこれに関係しているでしょう。 つまり、日本人にとっては、ことに熟年層より上の方にとっては、歌うことは怖いことなんです。「上手に歌えないから恥ずかしくて歌いたくないい」、「上手に描けなくて恥ずかしいから描かない」と強く考えてしまうのでしょう。 たしかにそうです。歌にしろ絵にしろ、いえゴルフだってそうです。とかく、すぐ上手下手といった見方や論議になってしまうのが日本人。こんな環境では「上手」であることは必須の条件。だったら、とてもじゃないけれど、歌って人をうならせるだけのタレントを持ち合わせていない人にとっては、到底歌うなんて無茶な行為。ましてや、合唱なんて、協調性や責任感を求められる歌い方なんて、そりゃもうダメ・・・となってしまうのはよく分かります。 それじゃあ日本の男女は歌が嫌いか・・・といえばそうでもありません。手元に何枚かの資料写真があります。サークルの高齢のメンバーの方が撮影したものですが、大勢の男女が楽しそうに歌っています。私がまだ生まれていなかった頃ですが、当時大ブームを巻き起こした「歌声喫茶」の館内の写真です。「山小屋」だとか「ともしび」だとかといったお店があって、座りきれないお客さんたちは壁際に立って、リーダーの音頭で大人数がとても楽しく歌っていたのだとか。 黒い瞳、ともしび、トロイカなどといった、どちらかというとロシア民謡が多かったけれど、大声で気軽に歌えてとても楽しかったものだった・・・とその方。 つまりそういうことじゃないでしょうか。いきなり合唱団と教会の聖歌隊と聞いては思わず身が竦んでしまうでしょうし、英語やイタリア語で歌うといっても、大方にとってはこれも荷が重いこと。 でも、好きな歌を楽しんで歌える環境さえあれば、誰だって歌えますし、歌いたくなりますよ。そして、歌うという経験さえできれば、歌うことへの恐怖心が薄らぐでしょう。そして、その中から、もっと上を目指す人も出てくることでしょう。上手でなくてもいいんです、まず気楽に楽しく歌う場を作ってあげましょう。そのことそのものが大切なことなのですから。
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5)その他だと思います。 男性は声が低いので歌うと高い声になるから恥ずかしいんだと思います。 小6の時声変わりした人が高い声で歌ったら結構変な目で見られていましたよ。 合唱の団体に引き寄せるようにするにはやっぱりお金だと思います。 すみません私はお金に執着しているもので…。 お金で人の心は動かしたくないですよね。
お礼
有難うございますが・・・一寸疑問を感じる部分があります。 >男性は声が低いので歌うと高い声になるから恥ずかしいんだと思います。 ううん。確かに男性の魅力の中に「声が低い」というのもありますね。 私もずっとそれを男らしさの象徴のように思っていました。しかし最近のこのサイトの質問を見ていますと、男性の内にも「高い声を出すにはどうしたらいいですか?」というものが頻繁に見受けられるようになり、男性でも高い声を出すことに憧れる人が多いのを知りました。 確かに、世の中に出回っている歌は、高声を前面に出しているものが多く、特に宗教音楽は、教会の信者が女性優位にあることからも、その傾向が強いと思います。私自身も以前は声が低い方だと思っていましたが、歌を長年続けている内に声が段々高くなり、今ではテナーを歌っています。でもバスの人も合唱団の中ではほぼ同数います。もはや声の高低で、男性らしさ、女性らしさを感じる時代ではないと思います。 >合唱の団体に引き寄せるようにするにはやっぱりお金だと思います。 アマチュアの合唱団の演奏を人に聴かせる時には、演奏側の団員が大方の費用を負担します。逆に出演料をもらえるようになるのは、プロ級になってからです。例外として、結婚式や葬式のミサに聖歌隊として奉仕するような場合には、お金を頂ける場合があります。
- AGLAIA
- ベストアンサー率16% (112/698)
30代男性 カラオケの場合は 1)ですね。 たいしてうまくもない人が歌ったり、自己満足みたいに歌う人を 見ていると引きますので、当然人のフリみて我がふり直す→歌いません 合唱団の場合(大学時代 グリークラブなんてあったような) 目的に魅力を感じない (勝負するとかチームプレイですごいことを 成し遂げるとか、、) 合唱団をみていてカッコイイとか楽しそうと思わない あたりですね。 しかし、仲のいい友人たちとみんなで酒飲みながらサザンの歌などギャアギャア歌うのはとても楽しいので、 そのあたりに突破口があるかもしれません。
お礼
カラオケで歌に自信があって歌うのは楽しいことですが、やはり周りが乗ってくれないと楽しくありませんよね。一人悦に入ってそれで楽しいという人もいますが、やはり私も皆がワアワア楽しんでくれてこそ、歌う気持になります。 合唱は皆の声を合わせてこそ合唱として機能しますので、いくら声がいいからといっても、人と合わせる協調性が要求されます。「協調性」というと何か自己を抑えるというニュアンスがありますが、どっこい、人の声と自分の声の区別がつかないほど、うまく溶け合うことの醍醐味は、素晴らしいものです。
私は30代ですが(1)が該当しますね。 そもそも、歌うこと自体(人に聞いてもらうという意味)が嫌いです。 もちろん、カラオケなんぞはどんなに酔っ払おうが「歌うのだけは勘弁してくれ!!」と言います。 それだけ私にとっては嫌な事であり、いやな緊張感を強いられるものなのです。 質問者様のイラッとされるお気持ちはわかりますが、やや強引な印象を受けます。団体に引き寄せるのは御自由ですが、合唱に興味を持つ方だけにして下さい。 恐らくそんな事はないでしょうが、最初から「いや、俺はそういうのは向いてないからいいよ」と言う人は、きっぱり諦めてください。 引き寄せるアイデアとしては、基本的に宣伝(募集告知)だと思います。 興味があれば必ず連絡を取りますから。それと、団体が堅苦しくないフレンドリーな雰囲気なら入りやすいと思います。
お礼
歌うことが気が進まないのは仕方がありませんね。それは人それぞれなので、そこまで押しつけるつもりはないです。 又、団体の雰囲気がフレンドリーになるように、常に外部や新入りの皆さんの視点から気を使っているつもりですが、これからもその気持ちを失わないようにしたいと思います。
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
私は同じ音楽でも、ロックやジャズなどサブカルチャー系を好む女性なので、「男性が歌わない」と聞いて目からうろこが落ちました。私の周りの男性は歌いたがり屋ばかりですし、ロック・コンサートなどに行った日にゃ、ステージの歌手にあわせて大合唱する男性観客たちの声に圧倒されます。 ただ、私は女性ですが、合唱団にも聖歌隊にも入る気がありません。ノリが合いそうにないからです。バンドも所詮はそうですが、集団での歌唱は、「歌うこと」よりも「人とのお付き合い」が大事になります。だから、「この集団には合わないな」と思えば参加はしません。聖歌などの歌は、独りで家で大声で歌っています。 とはいえ、もちろん「合わない」からといって、その集団が「悪い」わけではありません。人それぞれ相性があるわけで、万人に受ける相性などありませんし、あったら気持ちが悪いです。#1さんもお書きになっているように、その集団の構成員が楽しくやっていれば、それでいいのではないでしょうか。むしろ、あまりにも楽しそうにやっていれば、周りも惹かれて参加すると思いますし、逆に、あからさまに誘われると、かえって尻込みしたくなるのが人間というものです。 余談ですが、私が年に数回行く教会の礼拝やミサでは、男性の声がかなり目立ちますけどねえ。例えば、私はお酒が大好きですが、合唱団に入っても飲まなくていい、という雰囲気を作れば、ゲコのシンガーを惹きつけられるかもしれませんよね。
お礼
>集団での歌唱は、「歌うこと」よりも「人とのお付き合い」が大事になります。 その通りです。ですから、うちの合唱団も、「歌も好き」なのはもちろんですが、「人が好き」で「人と会話を楽しみながら飲んだり食ったりするのが好き」な人間が沢山います。実際、歌を歌ったり人と会話を楽しんだりすると体力を使うし、のどもかわくので、ビールがうまいし、飯もうまい・・・ということになります。いずれも元気な男性なら喜んで参加したいと思う要素だと思うのですが・・・。 あなたの周りの男性は皆、歌うことが大好きな健康な皆さんのようですね。一説には、同じキリスト教でもプロテスタントの皆さんは皆元気がよくて歌声も大きいそうですが・・・。
補足
ucokさん、私の質問に連続して回答いただき、有難うございました。 ucokさんの周りの男性は元気な方が多いようで、それにあやかりたいと思いましたが、タッチの差で次点とさせて頂きます。ご容赦ください。(6/17締め切りに当たって)
- cucumber-y
- ベストアンサー率17% (1846/10420)
5)その他に私は該当します。 歌を歌うこと自体は好きです。 ご質問者さんの仰るとおりカラオケですが。^^; 配偶者と学生の息子達誘っていく時は躊躇なく5時間BOX予約してしまうくらい。 私の場合はスポーツ同様、趣味を楽しむのに集団でするのを好まないため合唱団には興味が無いと思っています。 成人男性の場合は多くの方がそれでなくとも会社、組合などの組織に属しています。 私の場合、しがらみで抜けられないのが後2つあります。 せめて休日の趣味くらいは全く(100%は無理ですが)気を使わないでいられる仲間や家族、もしくは独りで楽しみたいと考えるのは普通の感覚では無いでしょうか。 興味を持っていない人を引き寄せたい事情を計りかねますが、同好の士だけで楽しむレベルでいいのではないでしょうか。 これだけではあまりにも身勝手な感想のみの回答となってしまいますので・・・。 ご質問者さんが参加されている合唱団にお年頃の独身女性がおられるのならその辺りを前面に出してネットで募集してみれば動機はともかく独身男性が多く集まりそうな機もします。
お礼
>私の場合はスポーツ同様、趣味を楽しむのに集団でするのを好まないため合唱団には興味が無いと思っています。 なるほど・・・成人男性は会社に公私ともつながっている時間が多く、外部の趣味の集まりなどに参加しにくいようですね。 趣味も個人や家族や気の合う仲間内でやるものが多いようですね。 その点、例えば英会話やテニスのスクールなど不特定多数の知らない者同士が集まる所にも、女性の方が積極的に参加しようとしているみたいですね。
補足
多くの男性側の事情を代表しているように感じられ妙に納得しましたので、ポイントを付けさせて頂きます。(6/17締め切りに当たって)
お礼
歌うことへの「恐怖感」や「ためらい」や、本当は歌いたい、という気持ちがある、ということについて、社会的・人類学的に考察した素晴らしいコメントですね。 歌うことへの「恐怖感」や「ためらい」を払しょくさせて、「本当は歌いたい」、という気持ちにどうやって火をつけるかですね。 私の学生時代は丁度「歌声喫茶」が下火になりカラオケが現れた頃ですが、今でも「歌声喫茶」のように皆が歌うことを楽しめるものがあればいいなと思います。
補足
最後のご回答から日がたったので、締め切らせて頂きます。 Nannetteさんのご回答はストンと胃の底に落ちる感じで納得できましたので、ポイントを差し上げます。(6/17締め切りに当たって)