双眼鏡(望遠鏡でも同じですが)の対物レンズの直径(口径)をA(mm)とし、倍率をB倍とすると接眼レンズの方から出る光(丸い円形)の直径はA/B(mm)となります。
たとえば直径50mmのレンズで20倍なら50/20=2.5mm です。そして、この接眼レンズに出る光が大きいほど目には明るく映るのです。
ただし、人間の眼の瞳孔は最大で7mmしか開かないので、光の直径が7mm以上の場合はむだになり、それ以上は明るく見えません。
そんなわけで、暗い星を眺めるための天体専用双眼鏡などの場合は、良くあるタイプとして7x50といって対物レンズ50mmで倍率7倍という双眼鏡があります。この場合接眼レンズ側の光は50/7=7で直径7mmになるのです。
さて、前置きが長くなりましたが、質問者様の場合、ズーム型双眼鏡と思いますが、すでにおわかりのように倍率を上げれば上げるほど接眼レンズの光は小さくなり、したがって暗くなるのです。
ですから、良心的なメーカーであれば、対物レンズの直径から快適に見られる最大限度の倍率ということを考えて双眼鏡を作るのですが、一部悪徳メーカーは、単に「高倍率」ということを「売り」にして、性能の悪い(対物レンズの小さい)使いものにならないような品物を販売しています。残念ですが、お使いの双眼鏡はそのたぐいの一品と思われます。
お礼
もっと早くこうゆう事がわかっていればよかったのですが手遅れでした。折角なので何とか使っていこうと思います。ありがとうございました。