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私の歯の悩みと治療法について
- 20代後半で気づいた私の歯の悪さに愕然としています。
- 根管治療の専門の医院で丁寧な治療を受けた結果、歯の根の治療の重要性を実感しました。
- 歯の根の治療は技術によって違いがあるのか疑問に思っています。
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費用設定の是非は難しい問題ですね。精密さなどの労力を考えたら低すぎるともいえます。 それに患者さん側から見た上手下手と歯医者から見た上手下手にもかなりの温度差がありますから、技術レベルによる判断も出来ません。 私自身は根の治療に関しては、低いとは思ってはいますが、他の処置料に比較すれば、さほど低いとは思っていません。 ただ、歯医者が一生懸命器具や薬剤を使って15~30分かけて前歯を治療して得られる保険点数(含む再診料)は、内科で医者が「どう具合は?」と聞いただけで得る再診料より、かなり低いと言う事で判断して下さい。 ではどうしてそんなに低いのでしょう。 歯医者になるための労力や投資を考えたら、保険でも一般的な自費をやっても一生元を取る事は出来ないと言われています。 一時期医者の子息で歯医者になるものが増えました。理由は簡単。窓口で動く金額が大きいと言う事。開業するまでは親である医者はホクホク顔。レントゲンなど歯医者の使う器具は医療用に比べて易いなど…。 でも、開業が決まると必ず私のところに文句を言ってきます。10人中10人がです。 理由は全て同じ「なんだこの点数は。とてもじゃないけど採算が取れないじゃないか。しかも何で条件がついているんだ」 正直別に私が決めているわけじゃないし、私は一開業医です。 システム的に保険点数決める組織の中のほとんどが医師か医師出身、或いは医科と連動している薬剤師などだということ。だから医療費の予算も歯科は9%だけです。(毎回減少しています) 医科の点数は、幾つかの病院が試算を提出し、それが医師会や病院会などの団体を経て検討されてますから人件費も入りますが、歯科点数では材料費だけしか資料がありませんから、ほとんどが材料費だけです。 以前、審議会委員を務めた歯医者が「保険で充分に足りるはずだ」とワザワザ医院を作って証明しようとしましたが、毎月150万の赤字で結局売ってしまいました。これは専門誌にもインタビュー形式で掲載されました。 それに多くの歯医者が安易に自費に頼っているようにも感じます。だから保険点数が抑制されても文句を言う歯医者が居ないのが現状です。 ただ私が考えるに、高額な治療費を取って自費を行なっている歯医者が、それに見合った治療をしているかと言えば、それもかなり疑問を感じています。 インプラントもセラミックも入れっぱなしの歯医者が非常に多く、アチコチで貯金を使い果たして私のところに来る患者さんが後を絶ちません。 再発予防も歯磨き指導もほとんどなく、再発は前歯医者の技術の悪さだと吹聴して高額な自費を入れさせ、結局半年や一年でダメにしてくる患者さんもかなり多いです。 前出の審議委員の先生も、自分の医院は田園調布の自費専門医でしたから、保健医療など理解できるわけもありません。 でも、少ないと文句を言いながら、それを解消する「混合診療」(保険点数のほかに自費を入れる差額徴収など)には強硬に反対しているのですから自業自得でしょう。 なぜなら保険点数を上げれば、それだけ医療費の負担も窓口負担も増えるので、患者さんの負担が増える事に変わりはありません。しかも技術面に関係なく統一的に。 差額徴収の自由化であれば、医院毎に負担が変わる自由競争になり、患者さんは医師の技術と費用を秤にかける事も出来るようになります。 どちらを選ぶかは国民の選択如何だと思います。
お礼
私のような素人に丁寧に回答いただき感謝します。 でも、本当に疑問だったのです・・・。 患者の方から言うと、正直下手に神経の処置するくらいなら、「私は神経の処置が苦手なんでよそに行ってください」といわれた方がマシだと思ってしまいます・・・。 インプラントが出始めて、歯科業界はますます無法地帯なのでは?とも思います。 でも歯医者さんは本当に大変なお仕事で、もしかしたら「厚生労働省」などの定める色んな規定などが(難しい事はわかりませんが・・)厳しいのかな?と思います。 私も歯のケアを頑張って、全て治したいと思います。今の歯医者さんに出会えたのは本当にラッキーだと思うので。 回答者さまは、関東の方でしょうか? もし東京とか都会に住んでいたら是非にでも、回答者様のようなお医者様に診ていただきたかったです。 私のような素人の質問にお答えいただいて光栄です。 ありがとうございました。